アジアカップ後のFIFAランキングを大胆予想! カタールが驚異的な順位アップ、日本も近年では最高位に!?

2019年02月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

アジアトップは依然イラン。“5強時代”へ突入するか

日本は大迫(右)2得点などで“格上”イランを撃破。大会で6連勝を飾っており、FIFAランキングの順位を大幅に上げそうだ。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

 2月1日に幕を閉じたアジアカップ2019。無傷の6連勝でファイナルに到達し、史上最多5度目の優勝を狙った日本代表だったが、勢いに乗る若きカタール代表に1-3の完敗を喫した。悔しい準優勝で大会を終えている。

 年が明けてからの1か月間、国際Aマッチが行なわれたのは、世界を見渡してもほぼこのアジアカップのみだ。となると気になるのが、FIFAランキングである。欧州や南米の列強国がゲームを消化しないなか、アジア勢のみが軒並みポイントを上積みしたことになる。言うなれば、4年に一度の"現象"なのだ。

 FIFAは昨年末に更新したっきりで、今年に入ってからはまだ最新版をリリースしていない(2月7日に発表)。そこで、本家が発表する前に数値を換算したのが、サッカーデータを専門に扱うメディア『Footy Rankings』である。FIFAのポイント基準に照らし合わせて、アジアカップ出場24チームのデータと順位をシミュレート。驚きの予想結果が導き出された。

 アジアトップは、依然としてイランがキープした。アジアカップでは日本に準決勝で敗れてベスト4止まりだったが、34ポイントを加えて前回から6つ順位を上げ、22位に付ける。12月時点で50位だった日本は、ランキング上位(28位)のイランを破ったことで大幅にポイントアップ(+81)。大会でも6連勝を飾ってファイナリストとなり、なんと27位に食い込むというのが同メディアの予想だ。2013年以降は50位前後を行ったりきたりしていたが、久々にトップ30に返り咲くか。

 その日本以上に飛躍を遂げたのがカタールである。韓国、UAE、日本とランク上位の国々を次々になぎ倒して、初のアジアチャンピオンに輝いた。加算したポイントは実に139ポイントで、前回93位から55位にひとっ飛びしている。一方、ヨルダンやUAEなど"格下"に苦杯を舐めたオーストラリアは、5試合を戦ったもののわずか3ポイントしか伸ばせず、順位もひとつ下げた。

 
『Footy Rankings』が換算したFIFAランキング、アジア上位10チームは以下の通りだ。カッコ内の順位は全ランキング内のもので、左が「前回12月」、右が「最新の予想」を示している。

1位(28位→22位) イラン 1516ポイント
2位(50位→27位) 日本 1495ポイント
3位(53位→39位) 韓国 1451ポイント
4位(41位→42位) オーストラリア 1441ポイント
5位(93位→55位) カタール 1398ポイント
6位(79位→67位) UAE 1355ポイント
7位(69位→70位) サウジアラビア 1344ポイント
8位(78位→72位) 中国 1339ポイント
9位(86位→80位) イラク 1310ポイント
10位(74位→83位) シリア 1286ポイント

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