「必ず成功するんだ!」「去年の夏からオファーを…」 香川真司がベジクタシュ電撃移籍の理由を初告白!

2019年02月02日 サッカーダイジェストWeb編集部

香川はなぜトルコを新天地に選んだのか?

移籍翌日の2月1日には早速、チームの練習に参加。「温かい歓迎を受けた」と語っている。 ※写真はクラブの公式ツイッターより

 現地時間1月31日、冬の移籍市場の最終日となったこの日、日本代表MFの香川真司はドルトムントからベジクタシュへの移籍を決めた。

 先月1日に市場がオープンしてから、香川の動向は二転三転した。フランスのボルドーやモナコ、さらにはドイツのシュツットガルトやスペインのマラガといった名前が挙がり、情報は大いに錯綜した。

 そうした中で、香川は31日にイスタンブール入り。途中、ドイツのハノーファーがドルトムントとのクラブ間合意を発表したものの、最終的にはトルコでのメディカルチェックを済ませ、ベジクタシュとの今シーズン終了までのレンタル契約を締結させた。

 さて香川といえば、昨年12月に帰国した際にも「何としても実現させたい」と語るほど、スペイン行きを熱望していた。それがなぜ、新天地にトルコを選択したのか?

 ベジクタシュの公式サイトで公開されたインタビューで、香川は決断の理由を明かしている。

「ベジクタシュは去年の夏も、そして今年の冬も熱心にオファーをかけてくれて、そこから自分に対する信頼を感じました。僕自身も、『ここで必ず成功するんだ』という強い覚悟を持っていて、『やるんだ』という手応えもあったので、ぜひチャレンジしたいと思って来ました」

 欧州5大リーグに数えられるブンデスリーガからトルコ・リーグへの挑戦を決めるのは容易ではなかったはずだが、ここでは、かつてのチームメイトたちのアドバイスも影響したようだ。

「ヌリ・シャヒン(現ブレーメン)や、イルカイ・ギュンドアン(現マンチェスター・シティ)といった、トルコにルーツを持つ選手と僕はこれまで一緒にやってきたので、彼らにイスタンブールやベジクタシュの話は聞きました」

 元同僚からのアドバイスを耳にした結果は、「非常にポジティブ」だったという。香川はベジクタシュ、ひいてはトルコに対して抱く好印象も口にする。

「オファーをもらった時から、試合の映像は見ました。何より、ホームゲームのスタジアムの雰囲気は非常に熱狂的だなと感じました。トルコに来てから、たくさんの人に歓迎をしてもらったので、彼らの期待に応えられるよう、戦っていけたらいいなと思います。

 僕たち日本人は、2002年のワールドカップを鮮明に覚えていて、その中でトルコに負けてとても悔しい思いをしたという記憶も残っています。ただ、チームのヘッドコーチでもあるイルハンは、日本でも愛された選手でしたし、トルコとは良いリレーションシップがあると思います」

 インタビューの最後を、「自分は強い覚悟を持ってきたと思っている。素晴らしい結果を残せるように戦いたい」と結んだ香川は、その意気込み通りの結果を残せるか? そのパフォーマンスから目が離せない。
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