現地時間２月１日、アジアカップの決勝戦が行なわれる。

　準決勝でアジア最強といわれたイランに３-０の完勝を収めた森保ジャパンの前に立ちはだかるのは、開催国UAEを４-０で粉砕して同国史上初の決勝進出を果たしたカタールだ。

　史上最多５度目のアジア制覇を目指す日本と悲願の初戴冠を目指すカタールの一戦は、地球の裏側でも大きな注目を集めている。

　ブラジルの一大メディア『Globo』は、「不思議なことに、アジアカップの決勝の顔合わせは、コパ・アメリカのゲスト２か国の対戦となった」と、６月にブラジルで開催されるコパ・アメリカの招待国となった両国の一大決戦を特集した。

　同メディアは、８年ぶりの優勝を目指す日本について、「イラン戦での日本は、最高のパフォーマンスを示した。相手の強みを無効化し、反撃する機会すら与えず、より慎重にプレーした」と、準決勝の出来を絶賛。その一方でカタールについても、次のように記している。

「ワールドカップに出場したこともなければ、これまでアジアカップの準決勝にも出場したことがないカタールは、火曜日に同国のサッカー史に残る功績を残した。UAEとの熱戦を制して、日本が待つ決勝へ勝ち進んだのだ」

　なお、コパ・アメリカのグループリーグで、日本は、ウルグアイ、エクアドル、チリと同じC組に、一方のカタールは、アルゼンチン、コロンビア、パラグアイのB組と、ともに厳しいグループに組み込まれた。

　両国ともグループリーグでセレソンと対戦することはないが、招待国の動向は、約４か月後に開かれる南米サッカーの祭典でホストを務めるブラジルにとって、少なからず気になる話題のようだ。

　サッカー王国でも注目を集めるアジアカップ決勝は、アブダビのザイード・スポーツシティ・スタジアムで日本時間２月１日23時にキックオフされる。果たして、いかなる結末を迎えることになるのか？