【日本 対 ウルグアイ】週刊サッカーダイジェストの寸評・採点

2014年09月06日 週刊サッカーダイジェスト編集部

不慣れなアンカーを務めた森重は攻守に迷いが。

キャプテンマークを巻いた本田。起点にはなったが、直接狙った3本のFKはいずれも壁に当て、ため息を誘う。 (C) SOCCER DIGEST

【週刊サッカーダイジェスト特派記者による寸評・採点】
取材:白鳥和洋・大木勇(週刊サッカーダイジェスト編集部)
 
日本 0-2 ウルグアイ|マッチレポート

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【日本代表】
[GK]
1 川島永嗣 5.5 
FKに素早く反応し、パンチングで逃れた場面では思い切りの良さが光る。2失点目は一度食い止めたが、こぼれた位置が悪かった。
 
[DF]
5 長友佑都 5.5 
攻撃陣の機能不全も影響し、前半は前体制下で見せた大胆な攻め上がりが皆無。後半はようやく1対1で仕掛けるも、脅威を与えられず。
 
15 坂井達弥 4.5 
代表デビュー戦でフル出場も、不用意なミスからボールを奪われて失点。その後も動揺は隠せず、攻守両面とも合格ラインに届かず。
 
22 吉田麻也 5.5 
セットプレー時の空中戦で存在感を示せず。前半は本田に鋭い縦パスを通したが、縦への意識は時間の経過とともに薄れてしまった。
 
21 酒井宏樹 5 
クロスをなぜか中央に撥ね返す失態を犯し、それが2失点目を招いた。前半も類似のプレーをしており、言い訳の余地はないミス。
 
[MF]
6 森重真人 5.5 
前日練習でやったというアンカーで先発も、攻守で迷いながらプレーしていた感は拭えず。特にビルドアップの面で物足りなさが残る。
 
8 田中順也 5 
細貝がビルドアップ面でさほど貢献できない以上、意識的に顔を出す必要があったが、その機転が利かず。ポジションに縛られていた。
 
13 細貝萌 5.5 
不慣れなインサイドハーフで起用された点を差し引いても、パスの出し入れは課題ばかり。守備職人であることが改めて証明された。
 
[FW]
9 岡崎慎司 5.5 
相手のラインを下げるわけでもなければ、攻撃の起点となるわけでもなく、中途半端なプレーに終始。CFに移動した後も良さは出ず。
 
4 本田圭佑 5.5 
前半はブロックの間に顔を出し、攻撃の起点となった唯一の存在。ただ、FKで3回続けて壁にぶつけているようではキッカー失格。
 
19 皆川佑介 5.5 
前線でボールが収まらず。17分には岡崎のクロスに頭で合わせたがシュートは枠外に。フリーだっただけに、せめて枠内に飛ばしたい。
 
[交代出場]
3 酒井高徳 ― 
87分に投入され、ボールにまったく関与できないまま試合終了のホイッスルを聞く。短い出場時間とはいえ、一度は見せ場を作りたかった。
 
10 森岡亮太 ― 
新戦力のなかで最も可能性を感じさせた。短時間の出場ながら縦パスを通して攻撃を活性化させ、この日のチームに足りないものを示す。
 
11 柿谷曜一朗 5.5 
左MFに入ったが、案の定と言うべきか、攻撃面の良さを発揮できず、守備に追われた。柿谷の特性を無視した起用法に問題がある。
 
14 武藤嘉紀 5.5 
豪快な一撃がポストを叩いて会場を沸かせたが、それ以外ではシュート場面で躊躇し、ドリブルも影を潜めるなど、どこか遠慮気味だった。
 
[監督]
ハビエル・アギーレ 5.5 
森重をアンカーに起用した4-3-3は機能不全。後半は交代カードを切って4-4-2に移行するも、最後まで低調な内容だった。
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