モラタがマドリードに到着! 一部のアトレティコ・ファンは獲得に反対も…「過去は過去。僕はそれを誇りに思う」

2019年01月27日 サッカーダイジェストWeb編集部

現地時間27日にメディカルチェックと報道。

モラタがまもなくアトレティコの一員に! (C)Getty Images

 チェルシーのアルバロ・モラタが1月26日深夜、スペインのマドリードに到着した。イギリスやスペインのメディアは、27日にアトレティコ・マドリーのメディカルチェックを受けると報じている。

 2017年夏にレアル・マドリーからチェルシーに移籍したモラタは今シーズン、マウリツィオ・サッリ監督の下で徐々に出場機会を失った。サッリ監督は最近の試合でエデン・アザールを偽9番として起用し、クラブは冬のマーケットで指揮官の愛弟子ゴンサロ・イグアインを獲得している。

 サッリ監督は先日、モラタが12月に移籍を志願していたと明かした。そして新天地として報じられてきたのが、母国スペインのアトレティコだ。
 
 スペイン紙『AS』によると、マドリードのバラハス空港に到着したモラタは、「とてもうれしい」とコメント。「すべてがまとまって新しいチームメイトと練習したい」と、アトレティコでの新生活に意気込んだ。

 アトレティコの下部組織にも在籍していたことがあるモラタだが、やはり「マドリーの選手」というイメージが強いのは否めない。26日のヘタフェ戦では、アトレティコの本拠地ワンダ・メトロポリターノの一部サポーターから、モラタ獲得に対する不満の声も上がった。

『AS』紙によれば、ファンは「モラタよりボルハ・ガルセス」といった内容のチャントで、"外様"であるモラタよりカンテラ出身で生え抜きの選手を重用すべきだと主張していたという。ただ、中にはこの主張に反発していたファンもいたようで、サポーターの間でもモラタ獲得に対する意見は二分しているようだ。

 モラタ自身は、「僕といた人たちは、僕が何を感じ、これから何を感じるかを知っている。僕はとても満足しているし、幸せだよ。それぞれの考えがあるのは当然だ。でも、僕は自分がすべきことを分かっている」と前向きなコメントを述べている。

「僕はアトレティコでプレーを始めたし、僕がどこから来たかを知っている人は、僕の歴史やそれが僕にとって何を意味するかを知っている。過去は過去だ。変えられない。僕はそれをとても誇りに思っている」

 アトレティコのすべてのファンを納得させるには、ピッチで良いパフォーマンスを披露するしかない。イングランドで苦しんだモラタは、母国でふたたび飛躍を遂げることができるだろうか。
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