アーセナルがペリシッチ獲得に急接近! インテルが交渉を具体化するために“適切な金額”はいくらに?

2019年01月27日 サッカーダイジェストWeb編集部

モドリッチも含めた「クロアチア軍団」の結成はだいぶ怪しく…

今シーズンはワールドカップ出場の疲れから出鼻を挫き、本来のパフォーマンスを発揮するに至っていないペリシッチ。果たしてアーセナル移籍は実現するのだろうか? (C) Getty Images

 インテルに所属するイバン・ペリシッチは、以前から「プレミアリーグでプレーするのが夢」と公言。昨夏もマンチェスター・ユナイテッド移籍が取りざたされたことは記憶に新しい。

 そんななか、英公共放送「BBC」は1月26日、アーセナルが3500万ポンド(約52億5000万円)の買い取りオプションつきレンタルで、ペリシッチの獲得に動いていると報じた。

 ペリシッチは2017年6月にインテルとの契約を2022年6月まで延長したが、前述のように、本人はプレミアリーグ挑戦を希望し続けている。また、昨夏のロシア・ワールドカップでチームを準優勝に導く活躍を披露して以降、そのパフォーマンスが安定しておらず、インテルも条件次第で放出を認めると言われているところだった。

 イタリア紙『Gazzetta dello Sport』によると、インテルのルチアーノ・スパレッティ監督も26日に開かれた会見で、「ペリシッチのことが騒がれるのは当然だ。強い選手で、(他クラブからの)リクエストがあるのだからね」とコメント。すべては金額次第との見解を示している。

「他のクラブたちは彼を気に入っている。だが、話が具体化するには、適切な数字が必要だ」
 
 スパレッティ監督が言う「適切な数字」は、どれくらいなのか。「BBC」は、インテルが3500万から4000万ポンド(約52億5000万から60億円)で取引に応じる用意があると伝えた。

 一方でイタリア衛星放送『Sky Sport』は、昨夏のインテルが5000万ユーロ(約65億円)というユナイテッドのオファーを断ったことから「さらなるビッグオファーが必要だ」と指摘している。

 また、ペリシッチ放出で代役が必要となるインテルが、残り数日となった冬のマーケットで適任を見つけるのは難しいことから、1月の移籍はないと断定的に伝え、シーズン終了後に再度話し合うことになるとも報じた。インテルは来シーズンからウディネーゼのロドリゴ・デ・パウルが加わるとも言われている。

 インテルはアトレティコ・マドリーからレンタルしていたシメ・ヴルサリコもコンディションの問題で買い取らないと言われており、さらにペリシッチも退団となれば、残るクロアチア代表はマルセロ・ブロゾビッチだけとなる。

 来る新シーズンにレアル・マドリーからルカ・モドリッチを獲得することがしきりに噂され、「クロアチア軍団」の結成も騒がれていたインテルだったが、その実現への雲行きはだいぶ怪しくなっている。
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事