マインツに主導権を握られ13試合勝利なし
3試合ぶりに90分間をベンチで過ごした久保。ニュルンベルクが6節以来の3勝目を挙げるのは、いつになるのか……。 (C) Getty Images
1月26日(現地時間)、ブンデスリーガ第19節が行なわれ、ニュルンベルクは1-2でマインツに敗れた。
ここまで5連敗中で12試合連続未勝利という最下位のニュルンベルクが、前節に5試合ぶりの勝利を挙げた11位マインツのホームに乗り込んだ一戦。直近2試合で後半途中出場の久保裕也は、6試合連続のベンチスタートとなった。
試合は立ち上がりからマインツがボールを保持し、4分にクンデがペナルティーエリア外からファーストシュートを放つ。そして11分、ピッチを広く使ってボールを繋いだホームチームは、アーロンがドリブルでエリアに侵入したところで倒されてPK獲得。これをブロジンスキがGKマテニアの逆を突いて決め、早くも先制点を奪った。
ここまで5連敗中で12試合連続未勝利という最下位のニュルンベルクが、前節に5試合ぶりの勝利を挙げた11位マインツのホームに乗り込んだ一戦。直近2試合で後半途中出場の久保裕也は、6試合連続のベンチスタートとなった。
試合は立ち上がりからマインツがボールを保持し、4分にクンデがペナルティーエリア外からファーストシュートを放つ。そして11分、ピッチを広く使ってボールを繋いだホームチームは、アーロンがドリブルでエリアに侵入したところで倒されてPK獲得。これをブロジンスキがGKマテニアの逆を突いて決め、早くも先制点を奪った。
ここまで守備の甘さが目立ち、この試合でもあっさりとゴールを許したニュルンベルクは、その後も自陣でマインツに自由なボール回しを許し、幾度も危ない場面を迎える。
一方、攻撃では、18分にペレイラが遠めからのファーストシュートを放つが、なかなか効果的なプレーは見せられず。しかし、時間の経過とともに相手のプレッシャーが弱まったことでカウンターからチャンスを作り出し、43分にペレイラのカットインからの惜しいシュートで得たCKを、マルグライターが頭で決めて試合を振り出しに戻した。
後半、マインツがスピーディーにボールを繋ぎ、ニュルンベルクは前線に長いボールを送るという、対照的な攻撃を互いに展開しながら一進一退の攻防を見せるが、徐々にマインツがボールポゼッションを高めていく。
幾度かフィニッシュまで持ち込んだマインツは、58分、CKで味方がニアで軌道を変えたところをクアイソンがフリーでのヘッドで押し込むが、マテニアの好反応に阻まれる。その直後にも、クロスをマテタがニアで合わせるという決定機を迎えた(枠外)。
ホームチームの攻勢に対し、守備で対応が遅れるニュルンベルクは苦しい時間が続くかと思われたが、61分、縦パスを受けたライボルトが左サイドを抜け出してクロスを入れると、ズレラークがゴール前でコースを変えてゴールに流し込む。
喜びに沸いたアウェーチーム。しかしここでVARが導入され、ズレラークがオフサイドポジションにいたとして、逆転ゴールは無効となった。
救われたマインツはその後、優勢に試合を進め、73分、ブロジンスキが右サイドを抜け出して丁寧なグラウンダーのクロス。これをゴール前でクアイソンがフリーで難なく押し込み、こちらは正真正銘の勝ち越しに成功した。
終盤に入り、両チームともにスペースを空けるようになったことで、マインツはもちろん、ニュルンベルクもパスが繋がるようになり、またドリブルでの敵陣侵攻といった前半にはなかったプレーも見られるようになる。
しかし、決定的な場面を作るには至らず、主導権はマインツに握られたまま、幾度かピンチを迎えてアディショナルタイムに突入。失点は免れたものの、得点の気配も感じられないまま試合終了の笛を聞き、ついに連敗は6に伸びた。交代枠はひとつ残っていたものの、久保に出番は訪れなかった。
ケルナー監督の下、光明を見出せないニュルンベルクは次節、2月2日にブレーメンをホームに迎える。