「1か月前にここを出たいと…」 チェルシー指揮官、モラタの移籍志願を明かす。アトレティコ行きが決定間近との報道も

2019年01月24日 サッカーダイジェストWeb編集部

イグアイン獲得でモラタ移籍が加速化する?

1か月前に移籍を志願していたモラタ(右)。サッリ監督(左)はそのポテンシャルを高く評価していたが。(C)Getty Images

 チェルシーは1月23日、ユベントスからミランにレンタル移籍していたゴンサロ・イグアインの獲得を発表した。マウリツィオ・サッリ監督にとっては、ナポリ時代の愛弟子との再会となる。

 イグアインの加入が決まったことで、今後移籍への動きが加速化すると見られているのが、以前から去就が取りざたされているアルバロ・モラタだ。サッリ監督は23日、モラタが1か月前に移籍を志願してきたことを明かした。それによりチェルシーは、補強に動くことになったという。
 
 2017年夏にレアル・マドリーから加入して以降、モラタはチェルシーで期待されたようなパフォーマンスを見せられていない。だが、『ESPN』によると、サッリ監督は「非常に優れた選手だと思う」と、モラタを高く評価している。

 サッリは、「私のチームにもしっかり対応できる特徴を備えた選手だと思う」としたうえで、「1か月前にモラタが別のチームでプレーしたいと言ってきた」とコメント。「精神的に100%を出すのが難しくなっていたのだと思う」と、モラタがチェルシーでのプレーに専念できていなかったことを告げた。

「ポテンシャルから言えば、モラタは本当に重要な選手だと思う。フィジカルやテクニックの観点から、彼はとても優れた選手であり、私のサッカーにフィットできるんだ。だが先月、状況が変わってしまった。それで我々は新たに選手を獲得する必要に迫られたんだ」

 モラタの移籍先として有力視されるのが、母国スペインのアトレティコ・マドリーだ。ジエゴ・コスタが長期離脱中とあり、以前からモラタへの関心が報じられていた。

 イギリス衛星放送『Sky Sports』は23日、イグアインの移籍決定を受け、モラタのアトレティコへのレンタル移籍についても「合意に近づいている」と報じている。

 恩師を追ってプレミアリーグにたどり着いたイグアインと、そのプレミアリーグで思うようにプレーできず、故郷のマドリードに戻ろうとしているモラタ。世界トップクラスのストライカーたちは、それぞれ新天地でふたたび自身の価値を示せるだろうか。
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