「全力で応援してくれる姿は最高でした!」長きに渡って札幌を支えてきた河合竜二が現役引退!

2019年01月24日 サッカーダイジェストWeb編集部

引退した河合は新シーズンからクラブのフロントスタッフに

昨シーズンは一度も出場機会を得られなかった河合。今後は新しいステージでクラブの発展に貢献する。(C)SOCCER DIGEST

 北海道コンサドーレ札幌は1月24日、河合竜二が2018年限りで引退すると発表した。

 河合は1997年に西武台高から浦和レッズに加入。思うように出番を得られず、2003年に横浜F・マリノスへ活躍の場を求めるとその才能が開花した。フィジカル能力を利した守備で台頭し、移籍3年目の2005年には22試合に出場。以降もセンターバックやボランチの位置で奮戦し、ディフェンスの要としてチームに欠かせない存在となった。

 2011年からは札幌でプレー。ベテランとしてチームの精神的支柱として立ち回り、2011年と2016年にはJ1昇格に貢献した。昨季はレギュラーに定着した2003年以降、初めて公式戦で一度も出場機会を得られず、今後の去就に注目が集まっていた。

 河合はクラブを通じて、次のコメントを発表した。
 
「2018シーズンをもって現役を引退する事を決意致しました。プロ生活22年間。日本代表にも入ったことのない自分がここまで長くサッカーをやれたのも周りの方の支えがあったからこそだと思っています。両親を始め、家族、友人、自分を支えてくれた方。少年団から中学、高校、浦和レッズ、横浜F・マリノス、北海道コンサドーレ札幌在籍時の自分のサッカー人生に関わる全ての皆様に感謝します。
 
 そしてファン、サポーターの皆様。ホームはもちろん、遠くアウェーまでも多くのサポーターに駆けつけていただきありがとうございました。皆んなの声援が力をくれました。時にはぶつかった事もあったけど、辛い時期もいつもどんな時だって全力で応援してくれる姿は最高でした!!
 
 今後はクラブのフロントスタッフとして、コンサドーレに関わらせていただく事になりました。自分の今までの経験を生かし、クラブと大好きな北海道がより一体感を持って戦えるように努めていきます。今後も自分が大切にしてきた言葉通り、『今、目の前のことを全力で。』変わらず突き進んで参ります!応援よろしくお願いします。」
 
 今後は札幌のフロントスタッフとして第二の人生をスタートさせる。チームを長きに渡って支えてきた守備者は、現役時代同様に全力で職務をまっとうする覚悟だ。
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