C・ロナウドのPKを止めたキエーボ守護神、試合後からSNSフォロワー数が激増! イタリア語版ウィキペディアには…

2019年01月24日 サッカーダイジェストWeb編集部

「PKセーブの裏には、研究、準備、直感がある」

試合には敗れたものの、ソッレティーノ(背番号70)はC・ロナウドのPKを見事にストップしてみせた。(C)Getty Images

 キエーボの守護神ステーファノ・ソッレンティーノのイタリア語版ウィキペディアには、すでに「セリエAで初めてクリスチアーノ・ロナウドのPKをセーブしたGK」という経歴が記載されている。

 1月21日のセリエA第20節で、ソッレンティーノを擁するキエーボはユベントスに0-3と完敗した。だが守護神は、C・ロナウドのPKを止めたことで脚光を浴びている。

 イタリア紙『Gazzetta dello Sport』によると、ソッレンティーノは午前4時に遠征から戻り、わずかな睡眠をとってから午前練習をこなすと、22日の大半を称賛のメッセージへの返答に費やしたという。15時までに、インスタグラムのフォロワーは3675人も増えたそうだ。

 だが、ソッレンティーノは『Gazzetta dello Sport』紙で、「素晴らしい気分だけど、勝点と引き換えにしたかった。キエーボには残留するために勝点が必要なんだ」と述べた。残留ラインに9ポイント差をつけられている最下位キエーボだが、ソッレンティーノはいまも「残留を信じている」と諦めていない。
 
 数々の大事な場面でPKを決めてきたC・ロナウドを止められたのも、日々の努力の賜物だ。3月で40歳になるソッレンティーノは、「PKセーブの裏には、研究、準備、直感がある」と述べた。

「最初はYouTubeでFWをチェックしていた。今はGKコーチと試合前に映像を見て、一緒に戦略を決めているんだ」

「映像を見直したけど、C・ロナウドは素晴らしいPKを蹴っていた」と、相手への賛辞も忘れなかったソッレンティーノは、長いキャリアにおいても3本の指に入るPKセーブだったとコメント。「グローブも、ユニホームも、パンツも、ソックスも、全部大切にとっておくよ」と続けた。

 チャンピオンズ・リーグ優勝をめざすユベントスとC・ロナウドにエールを送ったソッレンティーノは、自身の今後について、「元気だし、ケガの予防をして、健全な食事をし、毎日100%でトレーニングしている」と、来季も必ず現役を続けると断言した。

「契約は今季までだけど、キエーボには1年の延長オプションがある。シーズン後にどうなるかを見よう。確かなのは、どこかで僕はプレーするということだ」

 来季、ソッレンティーノがふたたびC・ロナウドと対峙することはあるのだろうか。
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