ベトナム戦でも悩まされる?アジア特有の“ジャッジ”に吉田麻也は独自の見解

2019年01月24日 本田健介(サッカーダイジェスト)

「どこの場面でも繊細にやらなくちゃいけません」

ベトナム戦へ向けトレーニングを行なった日本代表。吉田はこの試合から導入されるVARについて言及した。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

 UAEで開催されているアジアカップに参加している日本は、1月24日に準々決勝のベトナム戦を迎える。
 
 今大会はその準々決勝からVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー/得点に関わる重要なシーンの判定を助けるために該当シーンを審判がビデオで確認する制度)が導入されるが、吉田麻也は「ロシア(・ワールドカップ)でもやっていますし、ペナルティボックスではより繊細に守備をしなくてはいけないというのは変わりません」と語る。
 
 もっとも決勝トーナメント1回戦のサウジアラビア戦では、今大会最多の27回のファウルを取られるなど審判の判定に惑わされたシーンもあり、「ただこの間の試合もそうですが、どこの場面でも繊細にやらなくちゃいけません。それがアジアのサッカーの課題なんだと思います。だから(VAR導入で判定が)より明確になって良いんじゃないでしょうか」と続けた。
 
 ヨーロッパでプレーする吉田にとってアジアのジャッジは異質なものに映るようだ。
 
「いつものインテンシティが、ここでは違うということを理解しなくてはいけません。ただ(サウジアラビア戦では)イライラせずに皆がアピールしながらもプレーを続けて最後まで戦い抜いたのは素晴らしかったと思います。次も体格的には僕らのほうが大きいので、笛を吹かれる回数は多くなると感じます。ただイライラせずに戦い抜きたいです」
 
 果たしてベトナム戦では、VARを含めたジャッジがゲームにどのように関係するのか。ひとつのポイントになりそうだ。
 
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
 
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