「クラブ史においても有数のCBになれる」 マドリー、ブラジル代表ミリタンを約65億円で獲得へ

2019年01月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

契約解除金がアップする夏の前に。

マドリーとの合意が報じられたポルトのエデル・ミリタン。(C)Getty Images

 スペイン紙『AS』は1月20日、レアル・マドリーがポルトのエデル・ミリタン獲得に向けて合意に達したと報じた。サンパウロから今季ポルトに加わったミリタンは、CBのレギュラーを務めている。

 報道によると、マドリーは契約解除金の5000万ユーロ(約65億円)を支払うことでポルトと口頭合意したとのこと。そのうちの10%にあたる500万ユーロ(約6億5000万円)はサンパウロに回るようだ。選手本人とは2025年までの長期契約を結ぶ見込みだという。
 
『AS』紙は、マドリーと選手の関係者が先週コンスタントに連絡を取っていたと報道。選手の代理人のひとりが、19日に行なわれたマドリー対セビージャの試合の際に、サンチャゴ・ベルナベウにいたとも伝えている。

 ミリタンにはマンチェスター・ユナイテッドやリバプール、チェルシーといったプレミアリーグのビッグクラブが関心を寄せていた。

 また『AS』紙は、ミリタンの契約解除金が7月から7500万ユーロ(約97億5000万円)にアップすることになっており、争奪戦の競争激化や価格高騰への懸念から、マドリーが取引を早めたとも報じている。

 マドリーもミリタンも冬のマーケットでの移籍は考えていない様子。ミリタンはポルトで今シーズンを終え、来季からマドリーに加わるとされている。

『AS』紙は、ポルトの関係者が、「クラックだ。並外れた選手だよ。マドリーと契約するなら、クラブ史においても有数のCBになれる」と、ミリタンの実力に太鼓判を押しているとも伝えた。

 サイドバックやピボーテもこなすことができ、昨年ブラジル代表デビューも飾った21歳は、来季から白い巨人のユニホームを纏うのか。正式発表が待たれる。
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