ベトナム戦でのポイントは準々決勝から導入のVAR!?槙野智章が注意するのはゴール付近でのファウル|アジア杯

2019年01月23日 本田健介(サッカーダイジェスト)

攻撃面では上手く活用できるか

サウジアラビア戦翌日のトレーニングで汗を流した槙野ら。準々決勝のベトナム戦へ意気込んだ。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

 1月22日、決勝トーナメント1回戦でサウジアラビアを下した日本は、1月24日に準々決勝でベトナムと対戦する。この一戦でひとつのポイントになりそうなのが、準々決勝から導入されるVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー/得点に関わる重要なシーンの判定を助けるために該当シーンを審判がビデオで確認する制度)だ。
 
 先のロシア・ワールドカップでもこのシステムは採用され、一度ノーファウルと流されたプレーが映像で検証された後にPKの判定になるなど、試合に大きな影響を与えた。そのため、選手たちも注意をしているようだ。
 
 ベトナム戦ではCBでの先発の可能性がある槙野智章は「ディフェンスにとっては注意しなくてはいけない点が増えると思うので、やはりゴール付近でファウルをしないこと。ただフェアに戦いすぎるとボールを奪えないので、ハードに戦わなくちゃいけません。そこらへんのラインをしっかり考える必要があります。反対に攻撃のところでもこちらもチャンスになると思うので、上手く活用したいです」とメリットとデメリットを説明。
 
 グループリーグ第3戦のウズベキスタ戦では見事なミドルで決勝ゴールを奪い、サウジアラビア戦にはクローザーとして登場した塩谷司も、現在プレーしているUAEでの経験を踏まえて槙野と同様の意見を口にした。
 
「こっちでやる時はVARを使われる試合が多くて、助けられる試合もありますし、逆に苦しくなる試合もあります。そこは気を付けなくてはいけないと思います。ただ逆に上手く利用はしたいですね」
 
 今大会の日本はグループリーグ第2戦のオマーン戦では、原口元気がPKを奪ったシーンや長友佑都がエリア内でシュートブロックをした際にボールが手に当たったように見えた場面など、判定に助けられたゲームもあった。ベトナム戦ではジャッジがどのように影響するのか注目だ。
 
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)

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