「日本を尊敬しているが恐れてはいない」決勝Tで対戦するサウジアラビア代表監督が日本戦に言及|アジア杯

2019年01月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

「我々が恐れることはない」

現役時代はバレンシアやバルセロナなどでFWとして活躍したアルゼンチン人のピッツィ監督。彼が率いる組織だったサウジアラビアに、日本代表はどう立ち向かうのか。 (C) REUTERS/AFLO

 UAE(アラブ首長国連邦)で開催されているAFCアジアカップ2019、日本はウズベキスタンとの第3戦に勝利し、グループFを首位で突破。その後に行なわれたグループEの試合結果によって、決勝トーナメント1回戦の相手はサウジアラビアに決定した。

 カタールとの試合に0-2で敗れたサウジアラビアの指揮官、ファン・アントニオ・ピッツィ監督は、試合後の会見でカタールを称えつつ、「試合は非常に激しかった。残念ながら、残り30分で我々はリズムを失ってしまった。しかし(GS突破が決まっている)今、この失望感は脇に押しやり、決勝トーナメントに備える必要がある」と自チームへの自信は揺るがないことを強調したようだ。インドネシア・メディアの『iNews.id』が報じている。

「今日の敗戦はうまく"処理"する必要があると思っているが、我々は再び盛り返すだろう。私はこの大会で対戦するすべてのチームを尊敬しているし、日本もそれに含まれる。だが、尊敬は恐れではない。我々は彼らより劣っているわけではなく、どんな状況になっても彼らを恐れることはない」

 ロシア・ワールドカップでもサウジアラビアを率いていたピッツィ監督は、開幕戦で開催国ロシアと対戦するも5失点で完敗。だが2戦目はウルグアイを相手に堅固な守備で立ち向かい、0-1と善戦した。グループリーグで敗退が決定したものの、3試合目で、当時エクトル・クーペル(現ウズベキスタン監督)が率いていたエジプトに2-1で勝利。サウジアラビアにとっては1994年以来となる、W杯での勝利をもたらした。

 アジアカップのグループリーグでは、初戦の北朝鮮戦に4-0で快勝を収め、第2戦目のレバノン戦も2-0で勝利。『iNews.id』は「組織だった守備だけでなく、細かく丁寧なパスワークが特徴」とサウジアラビアを評し、日本とは「お互いに真っ向勝負でぶつかり合い、点の奪い合いになる可能性も高い」と分析している。

 日本とサウジアラビアの一戦は、現地1月21日(日本時間同日20時)にシャルジャスタジアムでキックオフされる。
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