身内に敵が!? 韓国代表FWソン・フンミンがトッテナム・サポーターから人種差別の被害か

2019年01月15日 サッカーダイジェストWeb編集部

SNSでの告発がきっかけとなって判明

プレミアリーグでも指折りのアタッカーであるソン・フンミンも人種差別の被害に……。しかも、相手が味方であるはずのトッテナム・サポーターだったようだ。 (C) Getty Images

 トッテナムは、先月のアーセナル戦でピエール=エメリク・オーバメヤンに向けてバナナを投げたサポーターに4年間のスタジアム入場禁止処分を科した。だが、それから1か月と経たずして、再び人種差別問題が起きてしまった。ただ、今回被害に遭ったのは、対戦相手ではなく自軍の選手だという。ソン・フンミンだ。

 英公共放送「BBC」や米スポーツ・メディア『ESPN』によると、トッテナムはSNSでの告発を受け、ソン・フンミンに対する差別行為の調査に着手したという。

 SNSで告発した人物は、「15年にわたってサッカーにおいて人種差別を経験することはなかった。だが、今日(13日)のトッテナム戦はひどかった」と、0-1で敗れたマンチェスター・ユナイテッド戦で、問題行為があったと明かした。

 息子が横にいる中での差別行為に告発した人物は、「人種差別に立ち上がればなくなっていく。放置すれば悪化するだけだ」と憤慨。トッテナムに協力しているとし、対応したクラブは「素晴らしかった」と賛辞を寄せている。

「BBC」によると、トッテナムの広報は、「ホームエンドで起きたことだが、(人種差別をしたと)疑われている人物がトッテナムのサポーターかどうかはまだ確定できていない」と話した。

「クラブはあらゆる類の人種差別や反社会的行為を許さない。この点に関して我々は一切容認しない厳しい姿勢であり、下品で不快、低俗な振る舞いや言葉に対しては措置を講じる」

「ESPN」は、イングランド・サッカー協会も一連のツイートを把握しており、より詳細な情報を入手しようとしていると伝えた。なお、問題の試合にフル出場したソン・フンミンは、その後アジアカップ参戦のためにチームを離脱している。
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事