「物議を醸したPK!」「ナガトモのハンドは明らか」オマーン・メディアは日本戦の“疑惑の判定”に不信感!【アジア杯】

2019年01月14日 サッカーダイジェストWeb編集部

「選手たちが不安に陥った」ジャッジとは?

長友がシュートをブロックした際に「PKだ」と主審に猛抗議をするオマーンの選手たち。 写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

[アジアカップ・グループリーグ第2戦]日本 1-0 オマーン/1月13日/シェイク・ザイード・スタジアム

 難敵オマーンを撃破して、アジアカップでは見事に8大会連続となる決勝トーナメント進出を決めた日本。だが、試合内容は決して褒められたものではなかった。

 25分にPKを原口元気が決めて幸先よく先制に成功した日本だったが、その1点をリードして迎えた後半は、負ければ敗退が決まるために勝点1でも手にしたいオマーンの猛攻にさらされる展開に陥る。

 その後、吉田麻也や遠藤航を中心にした守備陣が最後まで守り抜いて完封勝利を収めた日本だったが、決定打を欠いて追加点を奪えなかったことなど、小さくない課題を残した。

 一方、惜しくも僅差で敗れたオマーンのメディアは、この一戦のレフェリングに対して異議を唱えている。

 問題としているのは、2つの微妙な判定だ。一つは、25分に原口が倒されて日本に与えられたPK。そして、もう一つは、前半終了間際の長友佑都が相手MFアル・ヤハヤエイのシュートをエリア内にありながら手で止めたように見えたシーンである。

 これに対して、オマーン紙『Oman Times』は、「日本はアジアカップで運に恵まれた」と銘打ってマッチサマリーを掲載。そこで2つの"疑惑の判定"に次のような言及をしている。

「元アジア王者の日本は、ゲンキ・ハラグチの物議を醸すPKでオマーンを1-0とギリギリで破った。ハラグチは25分に日本を落ち着かせた。彼は、オマーンの主将アル・ムハイリとほんのわずかな接触をし、簡単に倒れただけにも見えたが、その好機を確実にものにした」

「さらにハーフタイム直前にはユウト・ナガトモが、手でアル・ヤハヤエイのシュートをブロック。この明らかなプレーにオマーンの選手たちは主審に猛抗議をしたが、ジャッジは覆らなかった。それによって、選手たちは不安に陥った」

 この二つの微妙な判定は、どちらに転んでもおかしくはなかっただけに、そのジャッジによっては結果が変わっていた可能性もあった。それだけに、オマーン側が不信感を募らせるのも無理はないか。

 いずれにしても、短期決戦において重要な結果を手にした日本。グループ突破を決めたとはいえ、17日に行なわれるウズベキスタン戦には首位通過が懸かっているだけに気の抜けない戦いになりそうだ。

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