アジアカップのグループリーグ第２戦、日本代表対オマーン代表は１月13日、UAEのザイード・スポーツシティ・スタジアムで行なわれ、１-０で日本が勝利した。

　日本は負傷の大迫勇也に代えて２トップの一角に北川航也を起用するなど、初戦から先発２名を入れ替えて臨んだ。

　立ち上がり、日本はいきなりビッグチャンスを迎える。酒井宏樹との連係で右サイドを突破した堂安律が中央へ折り返すと、飛び込んだ原口元気が右足を伸ばして合わせる。しかしシュートは惜しくもクロスバーを叩き、先制点とはならない。

　日本はその後もオマーンゴールに迫り、再三得点機を作り出すが、GKファイズの好守に遭い、ゴールが遠い。しかし日本は25分過ぎ、遠藤のラストパスに反応した南野が決定的なシュート。またしてもファイズの好守に阻まれるが、こぼれ球に反応した原口が相手DFのファウルを誘いPKを獲得。これを原口自らゴール左に決めて、日本がようやく均衡を破った。

　日本はその後も両サイドの堂安、原口を起点にチャンスを作るが、オマーンの粘り強い守備を崩し切れない。逆に45分、日本はカウンターからピンチを迎え、アル・ヤハヤエイに決定的なシュートを放たれるが、これは長友のブロックで事なきを得る。

　しかし、この長友のプレーに、オマーンの選手たちは長友のハンドを主張。リプレー映像では、長友の手に当たったようにも見えたが、主審はCKの判定を下した。AFCは今大会からVAR（ビデオ・アシスタント・レフェリー）の採用を決定しているが、実施は準々決勝から。実施されていれば、PK献上となるかもしれない微妙な判定だった。

　結局、前半は日本が１点をリードして折り返した。

　後半、日本はメンバー交代なくスタート。前半同様、ボールを支配する日本だが、やはりオマーンの堅守に攻めきれない場面が頻発。日本は57分、北川に代えて武藤嘉紀を投入する。

　日本はオマーンの鋭利なカウンターへのリスクマネジメントから、無理をせずに最終ラインでパス回しに徹する時間帯も見られた。後半はフィニッシュに持ち込む場面も少なかったが、一方で大きなピンチも訪れずに推移する。

　日本は84分に堂安に代えて伊東純也を投入。伊東のスピーディな突破からチャンスを作るが、やはりオマーンの堅守を破れない。結局、試合は１-０でタイムアップ。日本は初戦に続き、１点差の試合をモノにして、グループリーグ２連勝。決勝トーナメント進出を決めた。

　日本は１月17日のグループリーグ第３戦で、F組最大のライバルとなるウズベキスタンと対戦する。

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