【湘南|新体制】曺体制は8年目に突入!さらなる“加速”で「想像もしなかった景色をまた見たい」

2019年01月12日 佐藤香菜(サッカーダイジェスト)

今季のチームスローガンは「アクセラレーション/加速」

新加入選手13人(DFデュマスは日本未到着)が加わり、チームが始動した。写真:滝川敏之

 1月11日、湘南ベルマーレがチーム練習を開始し、午後から平塚市内のホテルにて新体制発表会見を行なった。
 
 ルヴァンカップ優勝、最終節までもつれた残留争いなど、昨季は数々のドラマを見せたクラブの今季のスローガンは、「Acceleration(アクセラレーション)/加速」。「これまで積み重ねてきたものを、さらに上積みしていくために大事なのはスピード。どんな物事に対してもアクセル全開で向かっていき、組織、個、それぞれの成長をさらに加速させていく」(曺監督)というメッセージが込められている。
 
 8年目の指揮を執る曺貴裁監督は「昨年(の内容)に対して、守ったり削るのではなく、付け加えていく。チームとして想いを持って戦うフットボールが、自分のためになっているのかという気持ちも含めての加速」だと語った。

「勝つために、チームを強くするために必要な選手たち」と坂本紘司スポーツダイレクターが紹介した新加入選手は13人。古林将太、中川寛人、武富孝介ら曺貴裁イズムを知る選手たちに加え、フレイレ、デュマス、レレウという即戦力助っ人も迎え入れた。また、FC今治から期限付き移籍してきた小野田将人、U-18昇格の柴田壮介や高卒の鈴木冬一、福島隼人、大卒の大橋祐紀といったルーキーもおり、実にバリエーション豊かだ。
 
「湘南ベルマーレに帰ってきたのではなくて、また新しいチームに来たという気持ちを忘れずに、一から頑張っていきたいです」(古林)
「初めてのJリーグという舞台での挑戦になりますが、おごることなく、ひるむことなく、覚悟を持ってやっていきたいです」(小野田)
「地元も近く、小さい頃から一番身近にあったクラブでプロのスタートを切れることがうれしいです。夢見ていたスタジアムで活躍する姿を早くアカデミーや小さい子供たちに見てもらいたいです」(柴田)
とそれぞれに決意を口にした。
 
「(昨年のルヴァンカップ優勝のように、)想像もしなかった景色をまた見たい」と話す曺監督は、「様々な選手の個性を最大限に活かして良いチームを作っていきたい」と意気込みを力強く語った。
 
 計32名(1月11日時点)でスタートした新チームは今季、どんなドラマを見せてくれるのか。チームは1月28日(金)よりトルコにてキャンプをスタートする。

取材・文●佐藤香菜(サッカーダイジェスト編集部)

次ページ2019年のメンバーリスト

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事