「永遠」「プロフェッショナルの…」52歳カズの契約更新にイタリア・メディアも賛辞!

2019年01月12日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

ジェノバ・ダービーでのゴールは今も語り草。

52歳で2019年シーズンに挑むカズ。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 カズこと三浦知良は1月11日、横浜FCとの契約を更新。52歳を迎える2019年シーズンは実にプロ生活34年目となる。

 そのニュースはイタリアにまで届いている。1994-1995シーズンにジェノアに加入し、セリエA史上初の日本人選手となったカズは、今もカルチョの国の人々の心に残っているようだ。

 移籍専門サイト『tuttomercatoweb.com』は同日、カズの契約更新を伝え、「永遠のカズヨシ・ミウラ。52歳になるというのにまだスパイクを吊るすつもりはない」と報じた。

 さらに、ジェノア専門サイト『GENOA NEWS 1893』は、「カズ・ミウラは止まらない」と見出しを付けて、こう綴っている。

「52歳になるカズヨシ・ミウラは、まだサッカーを辞めない。ジェノア・ファンの多くは、1994-95シーズンにこの日本人が決めたジェノバ・ダービーでの素晴らしいゴールを覚えているだろう。常に彼を特別にしてきた偉大なるプロ意識によって、カズは2005年から所属している日本2部リーグのクラブ、横浜FCとの契約を更新した。

 カズはプロサッカーの歴史の中で最年長ゴール記録を持っている(2017年3月12日/50歳14日はギネス記録に認定)。しかし、まだその物語は終わっていない。おめでとう。『カズ』とはプロフェッショナルの素晴らしいモデルケースだ」
 
 カズがセリエAを戦ったのはわずか1シーズン。ミランとの開幕戦で名手フランコ・バレージとの競り合いで鼻骨骨折・眼窩系神経損傷という大怪我を負った影響もあり、21試合の出場(先発10試合)に留まり、1得点に終わっている。

 しかし、そのゴールはサンプドリアとのジェノバ・ダービーという大舞台だっただけにいまだにジェノアでは語り草で、そのプロフェッショナリズムは遠く離れたイタリアに今も伝わっている。昨年11月には緊急来日した"イタリアの至宝"ロベルト・バッジョ(同じ1967年生まれ)とも交流していた。

 今回の契約更新に際しては、「1試合でも多く試合に出場し、1分、1秒無駄にする事なく、サッカーと向き合い全力で日々のトレーニングに臨んで行きたいと思います」と抱負を語っているカズ。その動向には、日本のみならず世界が注目している。
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