FC東京の米本拓司が名古屋へ完全移籍! 「東京のみなさんには『嫌な選手だ』と思ってもらえるように」

2019年01月12日 サッカーダイジェストWeb編集部

3回の大怪我を乗り越えてFC東京で10年間プレー

名古屋への完全移籍が発表された米本。(C) SOCCER DIGEST

 FC東京は1月11日、MF米本拓司が名古屋グランパスへ完全移籍することが決まったと発表した。

 2018年シーズンでプロ10年目を迎えた米本は、2009年にFC東京に入団。1年目からリーグ戦28試合に出場し、ナビスコカップでも8試合・3得点をマーク。リーグカップ2度目の優勝に貢献し、自身は大会MVPとニューヒーロー賞にも輝いている。

 しかし翌年からはたびたび大怪我に見舞われることに。そのたびに、試練を乗り越え、心身ともにタフさを増して中盤の狩人として存在を発揮してきた。3度目の大怪我を乗り越えて臨んだ2018年シーズンは23試合に出場し、主に守備面で貢献度の高い働きを見せていた。

 米本はクラブを通じて以下のコメントを発表している。
「このたび、名古屋グランパスに完全移籍することになりました。高卒で東京に加入し、 10年という時が経ちました。大怪我を3回して、つらいことの方が多かったと思いますが、ファン・サポーター、チームメイト、スタッフの方々が支えてくれたおかげで、 10年間を過ごすことができました。
本当に苦渋の決断、迷った末の決断でした。本当にこのチームが大好きですし、このクラブの成功を心より願っています。もう一回チャレンジをして、自分の可能性を信じて移籍するので、東京のみなさんには「嫌な選手だ」と思ってもらえるように頑張ります。
ここでは10年間の想いは語りきれません。この文面だけでは表現できないほどの感謝の気持ちでいっぱいです。これからは違うチームとなりますが、応援してもらえるとうれしいです。本当に10年間お世話になりました」
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事