【札幌|新加入会見】クラブ史上初の"J1トップ3"入りへ!充実の新戦力は伸びシロも十分

2019年01月11日 サッカーダイジェストWeb編集部

13日からタイのチェンマイで1次キャンプ

写真左から中村桐耶、中野嘉大、鈴木武蔵、岩崎悠人、ルーカス・フェルナンデス、アンデルソン・ロペス。

 クラブ史上初となる3季連続でのJ1に挑む札幌の新加入選手記者会見が11日、札幌市内のホテルで行なわれた。翌日に高校サッカー選手権の準決勝を控えている青森山田高のMF檀崎竜孔が欠席となったが、この日までに加入が決定している6選手が登壇し、新天地での意気込みなどを語った。
 
 ミシャことミハイロ・ペトロヴィッチ監督の就任初年度となった昨季は、クラブ史上最高となる4位でフィニッシュする大躍進を見せた。ただし、「最後に(ACL出場を逃す)悔しい思いをした。その意味でも今季に向けてクラブ力をもっと上げていこうという思いで補強をした」と竹林京介強化部長は編成のコンセプトとして昨季の成績を上回ることを最大目標にしていることを強調した。
 
 一方で、「即効性にプラスして2~3年後も見据えた編成」とも続けており、ミシャを中心に結果を求めながらも、しっかりと地力を高めていく姿勢も示している。実際に新加入選手の最年長が25歳のブラジル人FWアンデルソン・ロペスであることからも分かるとおり、即戦力でありながらもさらなる伸びシロも持った選手ばかりを迎え入れている。

 昨季、長崎で11得点を挙げたFW鈴木武蔵は「より成長できる環境が札幌にはあると感じている」と話し、京都から完全移籍で加入した東京五輪世代のFW岩崎悠人は「札幌は攻守ともにアグレッシブに戦っている印象がある。ここでやってみたい」とオファーを受諾した要因を口にしている。
 
 また、日本でのプレーが初めてとなるブラジル人MFルーカス・フェルナンデスは「これまでブラジルのクラブを転々としてきたが、国外でチャレンジしてみたいと思っていた」としたうえで「将来性があり、しっかりとしたプロジェクトを持ったクラブ」と札幌についての印象を口にしている。
 
 積極的に即戦力を補強して昨季を上回るトップ3を目指す札幌は、12日に「キックオフパーティー」を札幌市内で行なった後、13日からタイのチェンマイへと移動して1次キャンプをスタートさせる。

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