【浦和】長澤和輝が抱く「豪壮な新戦力への期待」と「チャンピオン川崎の脅威」

2019年01月11日 多田哲平(サッカーダイジェスト)

「新戦力と今のメンバーが融合して、どんなサッカーができるか」

長澤は「新しいメンバーが加入したし、昨年までオリヴェイラ監督の下で築いたものをさらに積み上げていく」と意気込む。写真:徳原隆元

 浦和レッズの長澤和輝が1月11日、『富士ゼロックススーパーカップ2019』の開催概要発表記者会見に臨んだ。
 
「今年、浦和レッズとしましてもACLの出場権もありますし、今年1年を占ううえで、この最初の公式戦でしっかりとチャンピオンを獲ることは非常に大切なことだと思っています。川崎フロンターレという、今Jリーグで1番強いチームを相手に、しっかり僕たちの力を見せる良い機会なので、勝利に向けて精一杯戦いたいです」
 
 約1か月後に控える大一番に向け、そう力強く意気込んだ長澤は、さらに今大会の相手、昨季Jリーグチャンピオンの川崎フロンターレについても語る。
 
「年々攻撃の精度が上がっていると感じます。みんな前線の選手たちが攻撃の絵を共有できていて、素晴らしいゴールが生まれていますし、今年に関してはまたブラジルの選手が何人も加入して、さらに力強くなるんじゃないかなと思います」
 長澤が言うように、持ち前のパスサッカーに磨きをかけている川崎は、今冬にレアンドロ・ダミアンらブラジル人選手を獲得し、さらにパワフルになった印象だ。ただ一方で、浦和の大型補強も見逃せない。

 2017年シーズンに得点ランク2位の22ゴールを決めた杉本健勇(←C大阪)、昨年日本代表に選ばれた左サイドのスペシャリスト山中亮輔(←横浜)、2016年からスペインで研鑽を積み、昨夏にJリーグに帰ってきた鈴木大輔(←柏)、切れ味鋭いドリブルで山形の攻撃を牽引した汰木康也と、新戦力は豪華な顔ぶれ。いずれもレギュラーとなり得る即戦力だ。
 
 長澤も「前線で言えば、杉本健勇選手だったり、サイドで言えば山中(亮輔)選手だったり、他にも何人も良い選手が入ってきます。それぞれが個人の能力を持っているので、彼らと今のメンバーが融合して、どんなサッカーができるか、個人的に楽しみです」と、合流を心待ちにしている。
 
 よりスケールアップした浦和は、今季初の公式戦となるゼロックススーパーカップでどんな戦いを見せるのか。加入3年目の長澤と新戦力の"化学反応"に期待したい。
 
 ゼロックススーパーカップ2019は、2月16日(土)13時35分から埼玉スタジアム2002で開催される。

【ゼロックス杯記者会見PHOTO】強豪同士が激突するシーズン最初のタイトル戦
 
取材・文●多田哲平(サッカーダイジェストWEB編集部)
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