ユーベはディバラの売却に「ノー」! パリSG、バイエルン、マンCに逆オファーした額は驚きの…

2019年01月09日 サッカーダイジェストWeb編集部

ポグバを超高額で売却した実績があるだけに…

ユーベのエースナンバーを背負うディバラの元には多くのメガクラブからの関心が寄せられているようだが…。 (C) Getty Images

 セリエA7連覇中の絶対王者ユベントスを牽引する一人、パウロ・ディバラの去就が注目されている。

 現地時間1月7日、イタリア紙『Tutto Sport』は、ディバラの売却に関して、"超高額オファー"が届いた時のみ、ユーベがそれを了承する考えであることを報じた。

 ディバラは2015年の夏にパレルモからユーベに加入すると、あっという間にチームの顔に。そして昨シーズンからは、あのロベルト・バッジョやアレッサンドロ・デル・ピエロら、レジェンドたちが背負った栄光の「10番」も継承し、名実ともにエースとして認められる存在となった。

 今シーズンは、レアル・マドリーからクリスチアーノ・ロナウドが加入した影響もあり、序盤戦はセリエAで10試合・1ゴールと躓いたが、その後は、チャンピオンズ・リーグのマンチェスター・ユナイテッド戦でゴールを挙げるなど、公式戦で7ゴール・3アシストという戦績を残している。

 そんな25歳のアタッカーはいま、メガクラブの垂涎の的となっている。

『Tutto Sport』によれば、ディバラと2022年6月までの契約を締結しているユーベの元には、すでにバイエルンやパリ・サンジェルマン、マンチェスター・シティ、そしてレアル・マドリーから獲得の打診が届いているという。

 だが、イタリアの絶対王者も易々と若きエースを手放すつもりはない。同紙は、ユーベがマドリーからの引き抜きを狙っていたスペイン代表MFイスコの獲得に「『待った』をかけた」としたうえで、前述のメガクラブからの関心を一蹴。そして1億ユーロ(約130億円)を超えるオファーがあった場合のみ交渉に応じると突き返したと伝えた。

 ユーベは2016年の夏、当時の絶対的司令塔であったフランス代表MFポール・ポグバを、マンチェスター・ユナイテッドに1億500万ユーロ(約134億円)というエポックメーキングな金額で売却させた実績がある。それだけにディバラに関しても、超高額の移籍金が提示されれば、交渉に応じる可能性は小さくないと言える。

 今後、さらなるメガクラックになる可能性を持つアルゼンチン代表FWが今冬に動くことはなさそうだが、このディバラ争奪戦、シーズン終了後に幕を開ける夏の移籍市場では、より一層過熱しそうな情勢だ。
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事