ペペのJリーグ入りは消滅か…アンリの誘いに応じてモナコ加入へ

2019年01月08日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

Jリーグやプレミア勢に断りを入れる。

モナコ加入が決定的となったペペ。(C)Getty Images

 サッカー界屈指の"クラッシャー"のJリーグ入りは、残念ながら叶わないようだ。ポルトガル代表CBのペペが、モナコ加入に向かっているようだ。『スカイ・スポーツ』をはじめとする欧州メディアが伝えている。
 
 ハードな守備を武器にR・マドリーで一時代を築いたペペは、17年夏にベジクタシュへ移籍。トルコでもディフェンスリーダーとして活躍していたが、クラブが深刻な財政難に陥って給料未払いが続き、18年12月に双方合意のうえで契約を解除。フリートランスファーになっていた。
 
 すでに35歳とはいえ、守備力は相変わらずで、豊富な経験、そしてCB離れした攻撃力(今シーズンのベジクタシュでは17試合で5ゴール・2アシスト)も魅力。フリーのため移籍金がかからないこともあり、マンチェスター・U、アーセナル、古巣のポルト、そしてJリーグのクラブが興味を示していると伝えられてきた。
 
 しかしペペは、そのすべてに断りを入れ、モナコ行きを決断したとのこと。すでに基本合意し、近日中にも正式発表される見込みだという。実現すれば自身初のリーグ・アン挑戦となる。
 
 一昨シーズンはリーグ・アン優勝&CLベスト4、昨シーズンもリーグ・アン2位だったモナコだが、今シーズンは開幕から大不振。昨年10月にはレオナルド・ジャルディムからティエリ・アンリの監督交代に踏み切ったが、18節を終えて降格圏内の19位に沈んでいる。
 
 それゆえ今冬はアンリのネームバリューとコネクションを活かしながら、残留のために大型補強に踏み切る構えで、すでにシャルケから元ブラジル代表CBのナウドを獲得済み。現在はスペイン代表MFのセスク・ファブレガス(チェルシー)の加入も濃厚となっており、さらにペペまで加えることになりそうだ。
 
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