鹿島が「小笠原満男の後釜」としてナポリ主将に関心? ただ現時点で代理人は…

2019年01月05日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

ここ数年は主に中盤センターが持ち場。

鹿島移籍の噂が持ち上がっているハムシク。

 ナポリで主将を務めるスロバキア代表MFのマレク・ハムシクにJリーグ行きの話が持ち上がっている。年明けから『tuttonapoli.com』などのイタリア・メディアが報じている。
 
 2007年にブレッシャからナポリに加入したハムシクは、チームのバンディエーラ(旗頭)として活躍。17年12月にはディエゴ・マラドーナが持つクラブ歴代最多得点(116ゴール)を更新するなど、ナポリにとっては伝説的な選手のひとりだ。
 
 18年夏には「ナポリではやりつくした」と高額オファーが届いた中国への移籍に傾いたが、カルロ・アンチェロッティ新監督に説得されて残留。今シーズンもセントラルMFの主力のひとりとして活躍している。
 
 しかし、19年7月には32歳になるだけにキャリアの最終章に差し掛かっているのは事実。そこで今夏の獲得に向けて、いまだ興味を失っていない中国、そして日本のクラブが獲得に興味を持っているという。Jリーグではアジア王者の鹿島アントラーズの名前が現地で取沙汰されている。
 
 元々はトップ下やシャドーで活躍してきたハムシクだが、ここ数年はインサイドハーフを担い、今シーズンは2セントラルMFが主戦場。際立ったパスセンスを発揮している。仮に鹿島入団となれば、現役引退した小笠原満男の穴を埋める存在となりうる。
 
 ただ、ハムシクの代理人は現時点でのナポリ退団を否定。現地時間1月3日に地元ラジオにこう語っている。
 
「ナポリとの契約は2020年夏まで残っているし、もう1年の延長オプションもある。それに彼はキャリアの最終章をスロバン・ブラチスラバ(スロバキアの出身クラブ)で過ごしたいと思っている。あと4年はトップレベルでプレーできるだろうしね」
 
 全盛期にはミランやユベントス、R・マドリー、マンチェスター・Uなどメガクラブからオファーが届きながら、"ナポリ愛"を貫いたことでも知られるハムシク。今夏の決断に注目が集まる。
 
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