【ラ・リーガ冬の通信簿|セビージャ編】新指揮官の下で攻撃力がアップし、優勝争いに食い込む快進撃!!

2019年01月05日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

首位に3度立つなどインパクトを残す

攻撃サッカーで上位をキープしているセビージャ。バネガ(中央)をアンカーで起用する大胆な策も奏功している。(C)Getty Images

【成績】
ラ・リーガ|2位/9勝5分け3敗/30得点・17失点
 ヨーロッパリーグ|グループJ1位通過/4勝0分け2敗/18得点・6失点

前半戦のチームパフォーマンス…90点

――◆―――◆――

 ここまで3度首位に立つなど、パブロ・マチン新監督の手による魅力的なサッカーで、小さくないインパクトを残す。もちろん、ポジティブな前半戦と評価していいだろう。

 新進気鋭の指揮官は、ジローナ時代と同じく3バックを採用。展開力のあるエベル・バネガをアンカーに起用したのがポイントで、その前方にフィニッシュに絡めるパブロ・サラビアとフランコ・バスケスを配した3-5-2システムが、攻撃力アップをもたらしている。

 昨シーズンは固定できなかったCFとGKに、アンドレ・シウバとトマシュ・ヴァツリークという確固たる柱ができたのも大きい。

 ただ、バックアッパーとして計算していたマクシム・ゴナロンの度重なる怪我やアレイシ・ビダルの不振など誤算も重なり、主力選手の負担が掛かっているのは、後半戦に向けての懸念材料だ。このままでは息切れしかねない。

※『ワールドサッカーダイジェスト2019.01.03号』より加筆・修正
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事