【選手権】「あれ、キックミスだったんです」青森山田のエースが明かした絶妙CKの裏側

2019年01月03日 江國 森(サッカーダイジェストWeb編集部)

「サインプレーだったのか」と尋ねると…。

プレースキッカーとしても優秀な檀崎(10番)。セットプレーはチームの大きな武器だ。写真:早草紀子

[高校選手権・2回戦]青森山田6-0草津東/1月2日/三ツ沢
 
 今大会の得点王候補のひとりと目されているのが、青森山田の10番を背負う檀崎竜孔(3年)だ。       
 
 草津東との初戦は無得点に終わったものの、CKから2点を演出するなど、多彩なキックが光った。
 
 とりわけ、チームの4点目に繋がった後半27分のCKは、敵の意表を突くものだった。192センチのCB三國ケネディエブス(3年)を目掛けて、浮き球を蹴ると見せかけ、グラウンダーのボールを送り込んだのだ。
 
 これを三國が右足で合わせて強烈なシュート。ゴール前でMF武眞大(3年)がコースを変えて、ネットを揺らした。
 
 試合後に「あのコーナーキックはサインプレーだったのか」と檀崎に尋ねると、「あれ、キックミスだったんです」とまさかの告白。いつも通りボールを蹴り上げようとしたが、上手く捉えられなかったという。
 
 その想定外のボールを、DFながらきっちりミートした三國を褒めるべきかもしれない。
 
取材・文●江國森(ワールドサッカーダイジェスト編集部)
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