マンU 香川に運命の一戦 リーグカップ2回戦が「最終オーディション」か

2014年08月26日 サッカーダイジェストWeb編集部

2節サンダーランド戦では指揮官から厳しい香川評が。

MKドンズ戦で香川はファン・ハールにアピールできるのか。そもそも出場機会はあるのか――。 (C) Getty Images

 マンチェスター・ユナイテッドは、8月26日(日本時間27日4時キックオフ)にリーグカップ2回戦を戦う。
 
 3部のMKドンズが対戦相手のこの試合は、サブメンバーの出場が濃厚だ。9月1日の移籍期限最終日を前に、控え組にはこれが最後のアピールの場となる。ルイス・ファン・ハール監督に自分の存在を印象づける、いわば「最終オーディション」だ。
 
 開幕2試合を終えたプレミアリーグで出場機会がない香川真司は、最終オーディションに臨むひとりだ。説得力のあるプレーを披露し、ファン・ハールの評価を高めることができるのか。
 
 1-1で引き分けた2節サンダーランド戦では、ファン・ハールから厳しい香川評が漏れた。ダレン・フレッチャーに代えて、香川ではなくアドナン・ヤヌザイを投入した理由を聞かれた指揮官は、次のように語った。
 
「アメリカ(遠征)では、香川をそのポジション(セントラルMF)で試した。だが、私の期待を満たしてくれなかった。フィロソフィーにそぐわなかった。それについては彼と話をした。彼は10番タイプ。10番の位置ではマタがプレーしている。だから、(選手交代については)タイプの違う選手を使いたかった。ヤヌザイを選んだのはそれが理由だ。創造性が欲しかった」
 
「香川にも創造性はあるが、ヤヌザイはベルギー時代に中盤(センター)でプレーした経験がある。だから、中盤の控えとしてベンチに置くと、ヤヌザイにはそう伝えた。この役割に集中してほしいと。不慣れなポジションだが、彼は最善の努力を尽くしている。これ以上ないくらいに頑張っている」
 
 地元紙『マンチェスター・イブニング・ニュース(MEN)』はこのMKドンズ戦を、余剰戦力を売るための「ショーウインドー」とも表現している。そしてダニー・ウェルベックとともに、香川を放出候補に挙げる。
 
 その一方で、リーグ戦で勝利がないファン・ハールは、この試合にベストメンバーを送り出す可能性があると、MEN紙は伝えてもいる。
 
 いずれにしても、MKドンズ戦は香川にとって運命の一戦となりそうだ。
 
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事