香川真司の行方は? 中島翔哉のプレミア移籍は成立する? 今冬移籍市場の注目ポイント[日本人編]

2019年01月01日 サッカーダイジェストWeb編集部

日本人選手の注目の移籍ポイント

移籍確実の香川、新天地を求める可能性が高い柴崎と岡崎、そして中島はプレミア行きが成立するか注目される。 (C) Getty Images

 欧州サッカー恒例の「冬の移籍市場」が、年明けから各国でスタート。冬は問題を抱えるクラブや選手が動くケースがほとんどで、夏と比べればビッグディールは少なめだ。

 しかし、海外でプレーする日本人選手に限れば、今冬は様々な動きがありそうである。

 まずJリーグから海外へと旅立つのは、昨夏のロシア・ワールドカップで吉田麻也とコンビを組んで決勝トーナメント進出に貢献した昌子源だ。

 先日、リーグ・アンのトゥールーズとクラブ間合意に達したと鹿島アントラーズ側から発表された。仏現地紙によれば、移籍金は300万ユーロで、近日中に現地でメディカルチェックを受ける予定だという。

 一方、サガン鳥栖の権田修一には、中島翔哉が所属するポルトガルのポルティモネンセからオファーが届いたという噂がある。権田は2016年にもオーストリアのホルンにレンタル移籍しており、もし成立すれば、2度目の海外挑戦となる。

 また、現在は海外でプレーしている選手たちの動向からも目が離せない。

 今冬の移籍が有力視される筆頭格は、ドルトムントの香川真司だろう。今シーズンはリュシアン・ファーブル監督の下、ここまで満足な出番を与えられていない。本人はこの状況を打開するために移籍を希望しており、クラブ側も容認する発言をしている。

 移籍先として、香川はスペインでのプレーを希望しているが、先日ドイツメディアでは同じブンデスリーガのフランクフルト、シュツットガルトが獲得に興味を持っていると報じられた。長友佑都がプレーするトルコ・リーグのベジクタシュも、香川の獲得に興味を持っているようだ。

 ドルトムントとは2020年まで契約が残っており、移籍金をクリアしたうえで、本人の希望(年俸やプレー環境)が受け入れられるかどうかだが、いずれにしても今冬にドルトムントを離れるのは間違いないとみられている。

 そんな香川同様、今冬の移籍が有力視されているのが、ヘタフェ(スペイン)の柴崎岳と、レスター(イングランド)の岡崎慎司だ。

 柴崎は出場機会を得られておらず、現地情報ではクラブ側も1月のオファーを受け入れる準備があるという。

 岡崎もつい先日、レスターが今シーズンで契約が切れる彼の放出を容認したと報じられたばかり。本人は欧州での挑戦継続を希望しているようで、トルコのガラタサライ、セリエAのクラブが興味を示しているとされる。

 今シーズン、序盤から出場機会を与えられていないことから、移籍が浮上していたのは、ベルギーの名門アンデルレヒトでプレーする森岡亮太。日本企業「DMM.com」が出資するシント=トロイデンへの移籍も取り沙汰されていた。しかし、12月に指揮官が交代したこともあり、本人も残留希望のコメントを発するなど、こちらは残留が濃厚だ。

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