ミランや神戸は計算外?「セスク争奪戦」がマンC参入でさらに激化へ

2018年12月30日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

世界中のクラブが興味を示す中で…。

今冬のチェルシー退団が有力視されるセスク。(C)Getty Images

 今冬の移籍マーケットの注目銘柄のひとりが、セスク・ファブレガスだ。そのスペイン代表MFの争奪戦が激化している。
 
 今シーズンからチェルシーを率いるマウリツィオ・サッリ監督の下でバックアッパーに降格したセスクは、シーズン半ばを迎えた現時点でプレミアリーグの出場時間がわずか153分間。直近4試合もスタメンから外されるなど、完全にカップ戦要員と化している。
 
 チェルシーとの契約は19年6月までという事情もあり、本人は1月のメルカートで新天地を求める意向を固めたと言われている。ミランをはじめ、モナコ、パリSG、アトレティコ・マドリー、アメリカや中国のクラブ、そしてヴィッセル神戸などが興味を示す中、ここにきてマンチェスター・Cも争奪戦に参加してきたようだ。地元紙『マンチェスター・イブニング・ニュース』が伝えている。
 
 今シーズンのマンチェスター・Cは、インサイドハーフの主力であるケビン・デ・ブルイネが怪我がちなうえ、アンカーのレギュラーであるフェルナンジーニョも太腿の故障で離脱中。後者を欠いた直近2試合はクリスタル・パレスとレスターという格下にまさかの連敗を喫している。
 
 プレミアリーグとチャンピオンズ・リーグの優勝に向けて中盤の層は不安の種で、それゆえマンチェスター・Cでは、インサイドハーフとアンカーで機能するセスクの獲得が検討されているという。
 
 同じバルセロナのカンテラ出身であるジョゼップ・グアルディオラ監督とセスクは旧知の間柄で、11-12シーズンには指揮官と選手としてバルサで共闘。セスクはチェルシーで控えに甘んじるとはいえパスセンスは衰えておらず、マンチェスター・Cが志向するポゼッションサッカーに素早く馴染めそうだ。
 
 争奪戦をリードしていると言われてきたミラン、そして"バルサ化"を進めるためのターゲットとして狙っている神戸にとっては、計算外のライバルになる可能性もあるか。はたして、1月にセスクが新天地に選ぶクラブはどこに――。
 
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