イニエスタや“日本キラー”の名も! 海外メディアが厳選「2018年に代表を引退した名手たちのベスト11」

2018年12月29日 サッカーダイジェストWeb編集部

個性派揃いのベストイレブンに

イニエスタやスナイデル、さらにはブッフォン、ケイヒルなど、今回選ばれた11人はいずれも名うてのスター揃いだ。 (C) Getty Images

 2018年のサッカー界はロシア・ワールドカップを中心に大きなイベントや出来事があった。そうした様々な記憶を辿るなかで蘇るのは名手たちとの別れだ。

 そんな別れを惜しむようにアメリカのスポーツ専門テレビ局「ESPN」のメキシコ版が、公式インスタグラムに掲載したのは、今年に代表引退を決めたスター選手たちで構成したベストイレブンである。

「これは2018年に代表にさよならを言った選手たちによる理想的なベストイレブンだ。彼らのことが恋しくなるかい?」という一文を添えるともに、3-5-2のシステムで選ばれた陣容は、まさに豪華絢爛という言葉がピタリとハマる。

 守護神には1997年10月(ロシア戦)に当時18歳と11か月でデビューして以来、長くアッズーリの最後の砦として君臨したジャンルイジ・ブッフォンを配置。その前に立つ3バックには、バルセロナにゆかりがあり、いずれも今夏のロシア・ワールドカップ後に代表引退を決意したラファエル・マルケス、ジェラール・ピケ、ハビエル・マスチェラーノが居並んだ。

 2ボランチは、カルチョでの経験が豊富なウェズレイ・スナイデルとラジャ・ナインゴランの二人に。その去り際は好対照で、前者は本拠地アムステルダム・アレーナでセレモニーが催されるなど、地元サポーターから惜しまれつつ引退。一方の後者は、喫煙や飲酒、遅刻といった数々の問題行動によって代表から追放されるかたちで退いた。

 2列目には、右からメスト・エジル、アンドレス・イニエスタ、ダビド・シルバといずれもサッカー界屈指の技巧派MFが揃い、最前線は、その日本戦での勝負強さから"日本キラー"とも恐れられたティム・ケイヒルと、クロアチアのロシア・ワールドカップ準優勝に貢献したマリオ・マンジュキッチが配置された。

 この個性派揃いのベストイレブンにはファンからの反響も凄まじく、「クレイジーだ」や「豪華すぎる」といった賛辞の声が相次いだ傍ら、「ロッベンを忘れてないか?」や「マンジュキッチしかいなかったの?」といった選出に反対意見を唱えるコメントも寄せられた。

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