ミランが「得点力不足」で34年ぶりの大失態…ガットゥーゾは次節で解任も

2018年12月27日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

またもスコアレスドローで…。

不振のイグアイン(右)はフロジノーネ戦でも決定力を欠いた。(C)Getty Images

 ミランが大失態だ。現地時間12月26日のフロジノーネ戦(セリエA18節)で0-0のスコアレスドローに終わり、セリエAでは何と4試合連続のノーゴール。『ガゼッタ・デッロ・スポルト』紙によると、これはなんと34年ぶりの恥ずべき記録だという。
 
 トリノ、ボローニャ、フィオレンティーナ、そしてフロジノーネと続いた4連戦でいずれもノーゴール(3分け1敗)に終わった。11月以降はルーカス・ビグリアとジャコモ・ボナベントゥーラが故障で長期離脱し、チームのビルドアップ/崩しのクオリティーが大幅に低下。フロジノーネ戦は仕掛けの切り札であるスソも故障で欠き、大不振のハカン・チャルハノール、ゴンサロ・イグアイン、パトリック・クトローネはまたもや違いを作れなかった。GKジャンルイジ・ドンナルンマら守備陣の奮闘がなければ、敗れていても不思議はない内容だった。
 
 とくに今夏にユベントスから加入したイグアインは、新エースとして期待されながら、もう公式戦9試合連続でゴールがない。フロジノーネ戦もゴール前でほぼフリーだった89分のシュートを外すなど、持ち前の決定力を失っている。
 
 すでに6位に転落し、絶対目標のCL出場圏内(4位)とはまだ3ポイント差とはいえ、
当然ジェンナーロ・ガットゥーゾ監督は窮地に追い込まれている。12月29日のスパル戦で勝点を落とせば、解任されるとの見方が少なくない。
 
 セスク・ファブレガスやアルバロ・モラタ(イグアインとのトレード説)など冬のメルカートでの補強も囁かれるミランだが、現状では目先の試合にフォーカスするしかない。
 
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