中島翔哉の今冬移籍は「現実的ではない」とポルトガル紙が指摘! 争奪戦は夏まで続くとの見解を示す

2018年12月26日 サッカーダイジェストWeb編集部

ウルブスは手を引き、ウエストハムが参戦?

UAEで約1か月に渡って開催されるアジアカップでの活躍が期待されている中島。移籍については、来夏に持ち越される可能性も出てきた。 (C) Getty Images


 今、日本人選手の中では最も移籍先が注目される中島翔哉だが、今冬での移籍は実現しない可能性があるようだ。

 1月5日からUAEで開催されるアジアカップの、日本代表メンバーでもある中島。現在はポルトガルのポルティモネンセに所属しているが、クラブの会長が「プレミアリーグのウォルバー・ハンプトンへの移籍が8割方決まった」と発言したことから、移籍交渉の進捗が注目されていた。

 だが、ポルトガル紙『Record』は12月24日付で、「ナカジマの移籍話は、いったん落ち着きを見せる可能性がある」と指摘。中島の冬の移籍は現実的ではないとの見解を示している。

「ナカジマはアジアカップでプレーするが、興味を持っているイングランドのクラブ(ウォルバー・ハンプトン、レスター、サウサンプトン)は、その手を引っ込める可能性がある。というのも、大会が来年の2月まで続くのに対し、彼らが求めているのは1月に導入できる"即戦力"だからだ。

 ウルブス(ウォルバー・ハンプトンの愛称)はすでに、RBライブツィヒのポルトガル人、ブルーマにターゲットを変更しており、残留争いが身近なサウサンプトンは1月からプレーできる即戦力を必要としている。

 ポルティモネンセは約2000万ユーロを失う可能性があるが、ロドニー・サンパイオ会長は『アジアカップで評価を高め、シーズン終わりにはシャフタール・ドネツク、セビージャ、パリ・サンジェルマン、トルコのクラブなどが興味を持つだろう』と強気だ」

 つまり、夏まではポルティモネンセに滞在すると見ているのである。

 英メディアでは、プレミアリーグのウエストハムも、中島をリストアップしたと報じられている。高い移籍金がネックになるとみられている中島だが、年をまたぎ、夏まで争奪戦が続く可能性もありそうだ。
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