「前に進めカシマ! 我々は世界4位だ!」神様ジーコが愛する戦士たちに熱きエール!

2018年12月23日 サッカーダイジェストWeb編集部

「2019年に向けて、電池をしっかり充電して戻って来い」

クラブW杯期間中、チームに常に寄り添って選手たちを鼓舞したジーコTD。やはりその存在感と発信力は絶大だった。(C)Getty Images

 鹿島アントラーズの2018年シーズンは、ほろ苦い幕切れとなった。

 初の世界制覇を目ざして臨んだクラブワールドカップ。準々決勝でメキシコのグアダラハラに3-2で競り勝って幸先良いスタートを切ったが、2年前のリベンジを期した準決勝のレアル・マドリー(スペイン)戦は1-3というスコア以上に内容の差を見せつけられ、完敗を喫した。そして土曜日に行なわれた3位決定戦でも、南米王者のリーベル・プレート(アルゼンチン)を相手にまさかの0-4大敗。世界の壁は、高かった。

 リーベル戦のあとには安部裕葵や小笠原満男がフラッシュインタビューに応じ、結果と内容について反省しきりだったが、一方でさらなる飛躍を誓うポジティブなコメントも聞かれた。それは大会に帯同していたテクニカルディレクター、ジーコ氏も同様だ。自身のインスタグラムを更新し、教え子たちに以下の熱いエールを贈っている。

「たしかに我々が望んでいた終わり方ではなかっただろう。だが、我々は常になにがベストなのかを考え、学ばなければいけない。本当に素晴らしいシーズンだった。いまはリフレッシュして頭を切り替え、来る2019年に向けて、電池をしっかり充電して戻って来い。さあ前へ進もう、カシマ。我々は世界で4位に食い込んだのだ」

 J1リーグが3位、天皇杯とルヴァンカップがともベスト4で、アジア・チャンピオンズリーグでは悲願の初優勝を飾った。そして、クラブワールドカップが4位。波瀾万丈の2018年シーズンがようやく終焉を迎え、"20冠王者"はネクストステージに歩を進める。
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事