今季はリバプールの戴冠で決まり? プレミアリーグの摩訶不思議な「聖夜のジンクス」が本当なら…

2018年12月23日 サッカーダイジェストWeb編集部

クロップは「勝点105が必要」と気を引き締めるも…

好調を維持しているリバプール。果たして、この勢いはシーズン終了まで続くのか。 (C) Getty Images

 レッズの勢いは、一体どこまで続くのだろうか?

 現地時間12月22日に行なわれたプレミアリーグ第18節、ウォルバーハンプトンの本拠地に乗り込んだリバプールは2-0と完勝を収めた。

 今シーズンのリバプールは、プレミアリーグでは全20チームの中で唯一無敗を維持しているチームであり、23日に行なわれたクリスタル・パレスとの一戦で2位マンチェスター・シティが敗れたため、勝点差は4に広がっている。

 好調が続くとチームは浮かれ気味になりかねないが、指揮官のユルゲン・クロップは、「間違いなく厳しい状況が続く」と気を引き締めている。

「マンチェスター・Cとの激しい戦いが、これから待っている。新たなゲームプランを考えながらも、自分たちができる最高のプレーをしなければならない」

 とはいえ、18試合終了時点での勝点48は、自身の政権下で史上最多だ。クロップも「ここまでは特別なシーズンのようだね。クリスマス前に勝点48とは、クレイジーだよ」と、手応えを口にしている。ただ、「夏のパーティーの話をするつもりはない」とも語り、ライバルを牽制している。

「チェルシー、トッテナム、アーセナルは、おそらく勝つだろう。そうすれば彼らの勝点は40ポイントくらいになる。まだわからないが、我々がチャンピオンになるためには、おそらく勝点105は必要になるだろうね」

 指揮官はあくまで控えめだが、メディアやファンは、リバプールの29年ぶりのリーグ制覇を期待する。それは彼らが、クリスマスを首位で迎えることになったからだ。

 というのもプレミアリーグには、クリスマスを首位で迎えたチームが優勝するという不思議なジンクスがあるからだ。実際、過去9シーズン中8シーズンで、そのジンクス通りに王者が決まっている。ちなみにプレミアリーグの26年の歴史で見ても、14シーズンでクリスマスの首位チームがリーグを制している。

 コップ(リバプールの熱狂的なファン)の悲願であるリーグタイトル奪取を、リバプールは果たせるのか? 英紙『Gurdian』は、クリスマス首位ターンのニュースを、次のように伝えている。

「リバプールには、早めのプレゼントがやって来た。彼らは今年のクリスマスで、トップテーブルからの眺めを楽しむことができる。ただ、気になるお知らせが2つある。良い知らせは、過去9年で8度も、クリスマスで首位だったチームがリーグ優勝を遂げていること。そして悪い知らせは、その唯一の例外が13-14シーズンのリバプールであるということだ」

 愛するチームの優勝を信じるリバプール・ファンにとっては、何とも不気味な知らせ……。やはりクロップの言う通り、油断は禁物ということか。
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