「僕一人でチームを動かせる力をつけたい」世界に衝撃与えた19歳、安部裕葵が敗戦を糧に飛躍を誓う

2018年12月23日 サッカーダイジェストWeb編集部

「自分のためになったかは正直分からない」

今大会の結果について悔しさを露わにした安部。さらなる飛躍に期待したい。(C) Getty Images

 今大会、鹿島の攻撃の一翼を担った19歳は、悔しさを隠さなかった。

 リーベル・プレートとの3位決定戦は、再三の好機を逃し、終わってみれば0-4の完敗。安部裕葵は試合を振り返って、「セットプレーから失点してしまって、そこからゲームコントロールが上手くいかなくなった。逆転するという気持ちで前から行ったが、一人ひとりの個の能力で負けて追加点を取られた」と語った。

 アジア王者として臨んだ今大会、各大陸王者との真剣勝負を、19歳は次のように総括する。
「シンプルに悔しい経験。自分のためになったかは正直分からない。勝って自分のものにいろいろしたかったですけど、たくさん試合に負けてしまって、ちょっと切り替えるのに時間が必要かなと思う」

 そして、この悔しさを糧にさらなる成長を誓う。
「こういう雰囲気は忘れちゃいけないし、やっぱり若い僕がチーム全体になにかを与えないと、集団は上手くいかない。僕自身力が足りなかったですし、もっと僕一人でチーム全体が動くくらいの力を付けたいです」

 敢然と世界に挑み、アグレッシブな仕掛けと鮮烈なゴールで衝撃を与えた一方で、ほろ苦さも味わった。19歳、安部の今後の飛躍に期待したい。
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