「感謝してもしきれません」 “マリノス育ち”の汰木康也が山形から浦和へ完全移籍!

2018年12月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

プロ5年目の成長株が浦和へ。ACLに出場するクラブで出場機会を掴めるか

汰木の武器は変幻自在な仕掛け。主戦場は2列目で、攻撃にアクセントをもたらせるドリブラーだ。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

 12月22日、山形は汰木康也が浦和へ完全移籍することを発表した。
 
 プロ5年目の汰木は、独特の間で仕掛けるドリブルが特徴のアタッカーだ。小学生の頃から横浜の下部組織に所属し、順調にステップアップ。将来を嘱望され、ユースでも主軸として活躍していたが、あと一歩のところでトップに昇格できず。2014年に当時J2の山形でプロ入りを果たした。

 2年目まではプロの壁に阻まれて燻っていたが、3年目の2016年にJ2で21試合に出場。主に2列目やサイドでプレーすると、リーグ戦初ゴールも奪って一気に台頭した。翌シーズンはキャリアハイの37試合で出番を得て、レギュラーポジションを掴んだ。

 今季も31試合でピッチに立ち、チームの主軸を担うまでに成長。その活躍が認められ、来季からはアジア・チャンピオンズリーグに出場する浦和で新たなチャレンジに挑む機会を得た。
 
 汰木は山形の公式ホームページを通じて、今回の移籍についてコメントを残している。

「この度、5年間お世話になった山形を離れ、浦和レッズに行く決意をしました。思うように結果が出せず、タイトルに貢献することが出来なくて本当に力不足を感じていますし、そんな中でオファーを頂き本当に迷いましたが、自分の夢を叶えるために、より自分にとって厳しい環境に身を置くことを決意しました。強い覚悟を持って挑戦してきます。

 走ること、闘うこと、山形のサッカーや石﨑監督、木山監督のもとで学んだ事を向こうでも発揮して必ず活躍して結果を出してきます。優しいクラブスタッフや関係者の方々、どんなチーム状況であろうと大きな声援を送ってくれる山形の熱いサポーターの皆さんのおかげで自分も頑張ることが出来ましたし、成長することが出来たと思っています。感謝してもしきれません。みんなが本当に温かい山形が大好きになりました。本当にお世話になりました」

 恩師などクラブに関わるすべての人に想いを伝えた汰木。感謝の思いを胸に浦和へと旅立つ。
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