サイバーエージェントの参画で注目を集める町田が横浜の富樫敬真を獲得!新エース候補はJ2制覇の切り札となれるか

2018年12月21日 サッカーダイジェストWeb編集部

「このクラブでみんなと一緒にJ1の舞台へ行きたい」

今季、期限付き移籍で加わったFC東京ではリーグ戦19試合で1得点。町田ではその鬱憤を晴らす活躍が期待される。写真:田中研治

 12月21日、サイバーエージェントの参画で注目を集めている町田が、横浜から富樫敬真を完全移籍で獲得したと発表した。
 
 新エース候補として期待される富樫は、フィジカルの強さと得点感覚が魅力。日大高から関東学院大に進むと、大学4年生だった2015年に横浜の特別指定選手としてリーグ戦4試合・1得点を記録し、翌シーズンから正式にトリコロールのキットに袖を通すと、1年目からJ1で18試合に出場して5得点を挙げた。この活躍が認められ、リオ五輪を目指すU-23日本代表にも招集。本大会行きは逃したが、チームを指揮する手倉森誠監督からも才能を高く評価された。
 
 以降は伸び悩み、17年はリーグ戦16試合で2得点。今季は環境を変え、FC東京に期限付き移籍したが、19試合で1得点に止まっていた。
 
 自身初のJ2にチャレンジする富樫は、町田を通じて決意を表明している。
「FC町田ゼルビアの関係者の皆様、初めまして。このたび、完全移籍で加入させていただくことになった富樫敬真です。僕を受け入れてくれたクラブに感謝しています。そして、FC町田ゼルビアという熱いクラブでサッカーができることを大変嬉しく思います。
 
 いろいろと難しい状況の中でも、J1昇格という目標に向けて、監督、選手、スタッフ、ファン・サポーターの皆様が一丸となってクラブの誇りを胸に戦っている姿にとても感動しました。移籍することを決断した後、映像を見返し、このクラブでみんなと一緒にJ1の舞台へ行きたいと強く思いました。チームの目標と個人の目標をしっかりと持ち、向き合い、実現できるよう、全力を尽くします。応援よろしくお願いします」
 
 中学時代とプロで籍を置いた横浜を離れ、町田で再起を狙う富樫。底知れぬポテンシャルを発揮し、チームをJ2優勝に導けるか注目だ。
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