ユナイテッド、来季の監督候補はポチェティーノ? 招聘に向けて監督史上最高額の“移籍金”を準備とも

2018年12月20日 サッカーダイジェストWeb編集部

真剣に考慮している唯一の指揮官。

トッテナムとの契約は2023年まで。ポチェティーノはユナイテッドからのオファーを受けるのか。(C)Getty Images

 ジョゼ・モウリーニョを解任したマンチェスター・ユナイテッドは12月19日、その後釜にクラブOBでもあるオレ・グンナー・スールシャールを招聘したことを発表した。

 契約は今シーズン終了までで、クラブはその間に来シーズンからチームを託す新監督の選定に動く。その有力候補のひとりと言われるのが、現在トッテナムを率いるマウリシオ・ポチェティーノだ。

 英紙『Telegraph』は19日、ポチェティーノ監督もユナイテッドを率いることを望んでいると報道。現時点でユナイテッドにとって「ナンバー1ターゲットというだけでなく、真剣に考慮している唯一の指揮官」と伝えた。

 だがポチェティーノ監督は、今年5月にトッテナムと2023年までの長期契約を結んだばかり。契約解除金の設定もなく、指揮官の続投を望むトッテナムが激しく抵抗するのは想像に難くない。

 引き抜きには、最大で4200万ポンド(約61億円)といった多額の補償金が必要になるとも言われている。もちろんこれは、監督の"移籍金"としては歴代最高額だ。だが『Telegraph』紙は、ユナイテッドがポチェティーノ招聘のためならいかなる準備もする方針だと報じた。
 
 一方で『Telegraph』紙は、夏に補強をしなかったトッテナムが、来夏の補強資金注入を約束するなど、ポチェティーノ慰留を目指すと報道。ユナイテッドよりトッテナムのほうが、みずからが望むようにコントロールできることなどを指揮官にアピールしていくと伝えている。

 また同紙は、前チェルシー監督のアントニオ・コンテがユナイテッドのベンチを狙っているとも報じた。昨夏の退任以降、コンテはイタリアとイングランドを行き来しており、娘もロンドンの学校に通っているという。

 スールシャール体制での復調が求められる一方で、ユナイテッドの監督人事はもうしばらく注目を集めそうだ。
 
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