「マドリーにとってはすべてが簡単」「身の毛もよだつタッチでベイルに追加点を」 伊メディアが鹿島に手厳しい評価

2018年12月20日 サッカーダイジェストWeb編集部

「順当」を生んだ鹿島の不甲斐なさをこぞって酷評。

リベンジが期待された鹿島だったが、本調子に程遠かったマドリーにもまったく歯が立たず。(C)Getty Images

 南米王者に続いて欧州王者が決勝進出を逃す…ことはなかった。

 12月19日のクラブワールドカップ準決勝第2試合で、レアル・マドリーは鹿島アントラーズを3-1と下し、3年連続での決勝進出を果たした。

 前夜の準決勝第1試合で、開催国王者アル・アインがリーベル・プレートを下していただけに、2夜連続の番狂わせを期待する見方もあったが、ふたを開けてみればガレス・ベイルのハットトリックで"白い巨人"が順当にファイナルへ駒を進めている。

 イタリア紙『Gazzetta dello Sport』も、試合結果を伝える記事で「サプライズはなかった。白い巨人は鹿島を(大会から)取り除き、事前の予想どおりの結果とした」と報道。「2年前の鹿島は延長戦に持ち込んだが、今回はそれよりずっと早く、ベイル弾に屈した」と伝えた。
 
『Repubblica』紙は、「鹿島との試合に物語はなかった。アジア王者は爆発したベイルになぎ倒された」と、マドリーの完勝だったと報道。衛星放送『Sky Sport』も「マドリーにとってはノープロブレムだった」と伝えている。

『Sky Sport』は鹿島が得点した場面のプレーを「完璧な運び」と称賛した一方で、2点目を許した場面については、「鹿島DFが愚かなバックパスで甚だしいミス」と指摘。具体名は挙げなかったが、軽率なパスを出した山本脩斗を批判した。

 とくに厳しかったのは、『EUROSPORT』だ。「マドリーにとってはすべてが簡単だった」とし、鹿島を「従順で、危険を与えるには特別なアイデアを欠いた」と酷評している。

 また同メディアは、ワーストプレーヤーにチョン・スンヒョンを選出。「身の毛もよだつタッチでベイルに追加点をプレゼント。ただでさえこの上なく厄介だったバックパスを最悪に扱った」と、2点目を献上した責任を咎めている。
 

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