酒井宏樹、終盤での同点ゴール演出も虚しく…不調マルセイユはPK戦の末にリーグ杯も敗退

2018年12月20日 サッカーダイジェストWeb編集部

ELに続いての敗退…これで公式戦5戦未勝利

酒井は公式戦2戦連続フル出場。守備では相手選手に振り切られる場面もあったが、奮闘を続け、終盤では敵陣へ全力疾走して追いつき、勝ち越そうという気迫は見せた。しかし……。 (C) Getty Images

 12月19日(現地時間)、フランスのリーグ・カップ(クープ・ドゥ・ラ・リーグ)のラウンド・オブ16が行なわれ、マルセイユは1-1からのPK戦2-4でストラスブールに敗れた。
 
 直近の公式戦4試合で1分け3敗と不調のマルセイユが、ホームにストラスブールを迎えた一戦。酒井宏樹は右SBで先発出場を果たしたが、川島永嗣はメンバーから外れた。
 
 低迷するホームチームはこの試合でも、18分にアマビのハンドでPKを献上。これをマルタンに決められ、早々に失点を喫してしまう。
 
 後半に入り、69分にロペスがPKを獲得したが、これをキッカーのパイエが決められず、試合は終盤へ。そして80分、サールが入れたクロスをゴール前で相手DFがマイボールにしたところで、攻撃に参加していた酒井が懸命のスライディング。これでこぼれたボールをグスタボが詰め、試合を振り出しに戻した。
 
 その後、勢いを得たマルセイユはミトログルが惜しいヘディングシュートを放つなど、勝ち越しのチャンスがあったものの、3分のアディショナルタイムでもこれらを活かせずに終わった。
 
 準々決勝では延長戦はなく、勝敗はPK戦に委ねられ、先攻のストラスブールは4人が成功。対するホームチームは、2人目のパイエが右ポストを叩くミスショットで追い込まれ、3人目のグスタボが決めたものの、4人目、ラミがクロスバーを越してしまい、敗北が決した。
 
 今シーズンはすでに、ヨーロッパリーグで1勝も挙げられず(獲得勝点はわずか1)にグループステージで戦いを終えたマルセイユが、またひとつ新たなコンペティションで敗退を喫した。
 
 酒井の身体を張ったプレーによる同点ゴールも実らず、5試合未勝利となった名門。年内は22日のリーグアン・アンジュとのアウェーマッチが最終戦となる。酒井はこの試合の後、アジアカップ出場のために日本代表に合流する予定である。

 なお、勝ったストラスブールは準々決勝(来年1月8日or9日)でリヨンと対戦することが決定した。
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