「クリスマスプレゼントを渡す必要はない」 アルゼンチン紙、鹿島を分析しながらリーベルを強く後押し!

2018年12月21日 サッカーダイジェストWeb編集部

「GKは2年前に対戦済み。特徴は分かっている」

2016年のクラブ・ワールドカップで鹿島と対戦していたリーベルのGK。ここにも2年前の”縁”が。 (C) REUTERS/AFLO

 現地時間12月19日、鹿島アントラーズはクラブワールドカップ準々決勝で欧州王者のレアル・マドリーと対戦し、1-3で敗れた。

 これにより鹿島は、3位決定戦にまわることになる。対戦相手は、開催国王者アル・アインにPK戦で敗れた南米大陸王者、リーベル(アルゼンチン)だ。

 対戦が決まったことで、アルゼンチンの新聞『Ole』はさっそく、鹿島を分析している。

「これまでの対戦成績から見て、南米のチームにとってアジアは組しやすい相手であることが多い。もちろん今回の鹿島のように、例外もあるが……。

 鹿島の大岩剛監督はマドリーに敗れた後の記者会見で、アルゼンチンのクラブについて『コパ・リベルタドーレスでのボカ・ジュニオルズとの試合や、アル・アインとの試合を見た。非常に良いテクニックを持つ選手たちが、良い戦術で戦っている』とコメントしていたようだが、はたしてどこまで理解しているか。

 心強いのは、GKのフランコ・アルマーニは、アトレティコ・ナシオナルに在籍していた2016年、クラブW杯で鹿島と対戦していることだ。この時は敗れたが、得点を許したのは土居聖真、遠藤康、鈴木優磨と、現在の鹿島の顔ぶれと変わらない。特徴は理解しているはずである。

 その中の鈴木は今回、負傷で不在だ。我々は、彼らにクリスマスプレゼントを渡す必要はない。勝利へのヒントは必ずあるはずだ」

 地元メディアをはじめ、リーベルの面々、サポーターは、PK戦の末に敗れた準決勝の結果には、全くもって納得がいっていないようだ。同紙も「崖っぷちの戦いだった準決勝、アル・アインに敗れたのは、アルゼンチン側にとっては不愉快な驚きだった」と綴るなど、フラストレーションがたまっている様子が窺える。

 この高いモチベ―ションを保つ相手に、鹿島はどのように立ち向かうのか。両チームにとって最後の戦いは、12月22日(日本時間・同日22時半)にキックオフを迎える。
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