アジアカップを戦う日本代表メンバーに、ニューカッスル・ユナイテッドのFW武藤嘉紀が追加招集された。

　大会登録の23名にエントリーしていたハノーファー96のFW浅野拓磨が、先週末のブンデスリーガで負傷を負ってしまう。これを受けて12月18日、Jアウォーズの授賞式に出席していた日本代表・森保一監督は報道陣の質問に答え、「浅野が内転筋を傷めていると報告を受けたので、武藤の招集を日本協会にお願いしているところです」とだけ話した。ニューカッスル側のフライング発表となったわけだが、日本協会も21時過ぎに正式発表。武藤にとっては森保ジャパン初招集となる。

　所属先のニューカッスルは公式サイトで「当初は23名のメンバーに入っていなかったが、ムトウはアジアカップに向けたメンバーに選ばれた」と発表。主要メンバーである武藤は新年１月２日のプレミアリーグ21節、マンチェスター・ユナイテッド戦までは出場を続け、その後にイングランドからアジアカップの開催地であるUAEへ向かう予定だ。

　アジアカップは１月５日に開幕。日本代表は同９日にトルクメニスタンとのグループリーグ初戦を迎える。

文●久保武司（夕刊フジ編集委員）