「サプライズない」「マドリーに賭けるのをお勧めする」 伊ブックメーカー、鹿島にチャンスありとしつつも…

2018年12月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

たとえベイルとベンゼマが欠場しても。

不振が続くマドリーだが、それでも大手ブックメーカーは彼らの鹿島戦勝利を予想する。(C)Getty Images

 2016年の決勝で、鹿島アントラーズはレアル・マドリーを相手に善戦した。12月19日のクラブワールドカップ準決勝でのリベンジを期待する声も少なくない。

 3年連続でチャンピオンズ・リーグ(CL)を制覇し、クラブW杯でも2連覇中のマドリーだが、ジネディーヌ・ジダンが退任し、クリスチアーノ・ロナウドが退団した今シーズンは、浮き沈みの激しい戦いが続いている。

 ジダンの後を継いだジュレン・ロペテギは、成績不振から解任された。暫定的に引き継いだサンチャゴ・ソラーリ監督の下で、チームは復調したかに思われたが、国内リーグではエイバルに、CLではCSKAモスクワに、それぞれ0-3の完敗を喫するなど不安定なところをのぞかせている。

 それだけに、「鹿島にチャンスあり!」との見方もある。ブックメーカー『Bwin』イタリア版では、オッズを紹介する記事の中に、「C・ロナウドがいなくなり、マドリーがより怖くなくなった今回、鹿島には2年越しの快挙をふたたびめざす可能性がある」と記されている。
 
 とはいえ、マドリー有利を予想する声が大きいのは当然だ。

『Bwin』の記事でも、「カリム・ベンゼマとガレス・ベイルには欠場する可能性がある。それでもマドリーが大会3連覇のミッションを達成できないとしたら、それはセンセーショナルなことだ」とし、"白い巨人"の勝利を予想するのが妥当だと伝えた。

 ブックメーカーとあり、『Bwin』は「われわれはサプライズがないと考え、マドリーのかなり明確な勝利に賭けることをお勧めする」と、ギャンブルに出るのはリスキーと警鐘を鳴らしている。

『Bwin』のオッズは、マドリー勝利が1.22倍、ドローが6倍、鹿島勝利が11倍。見返りはほとんど期待できないが有力視されているマドリーの勝利と、下馬評では厳しいと見られているがリターンも大きい鹿島の勝利。どちらに賭けるのが得なのだろうか。
 
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