「C・ロナウドは1月にユーベ移籍を望んでいた」 敏腕代理人が電撃交渉の“ウラ話”を告白

2018年12月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

不可能なことを可能にしたメンデスとC・ロナウド

ユーベに電撃加入したC・ロナウド。その移籍は決定の半年前から動き出していた。 (C) Getty Images

 今夏の移籍市場で、もっとも騒がれたのは言うまでもなく、クリスチアーノ・ロナウドがレアル・マドリーからユベントスに移籍したことだろう。

 C・ロナウドは入団会見で移籍の理由について、昨シーズンのチャンピオンズ・リーグ(CL)準々決勝でユーベと対戦した際、華麗なオーバーヘッドでゴールを決めた自分に対し、サポーターがスタンディングオベーションで称賛したことに感銘したと明らかにしていた。

 だが、C・ロナウドは1月の時点で、すでにマドリーを離れる意向だったようだ。代理人のジョルジュ・メンデスが、12月17日に行なわれたイベントで口にした。

 同日、イタリア紙『Tuttosport』が選定する年間最優秀代理人賞を受賞したメンデス氏は、「これはユーベとアンドレア・アニェッリ会長、そしてクリスチアーノを獲ろうと決断した者の功績だ。フロレンティーノ・ペレス会長はまったく普通だったよ。ユーベが彼を望み、そして買ったんだ」と、今夏を騒がせたビッグディールを振り返った。

「1月にクリスチアーノが私に『ユベントスでプレーしたい』と言ってきたんだよ。私はすぐに不可能だと思った。彼にも、とても難しいことだと答えたよ。でも、不可能なことなんてないんだ」

 ユーベのフロントとの最初の話し合いは、CLで両クラブが対戦する前にマドリードで行なわれたという。メンデス代理人は、「それから電話でコンタクトを取り、徐々に取引が可能になっていった」と告白している。

 そして「2、3か月」にわたる交渉の末に、C・ロナウドのユーベ移籍は実現した。正式に発表されたのは7月10日。メンデス代理人に希望を伝えてから、約半年後のことだった。その迅速に交渉を進めた力はあっぱれの一言である。
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