ポグバが1月にユーベに電撃“再復帰”? 代理人を介して水面下で交渉か

2018年12月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

ユナイテッドのレジェンドはポグバの売却を支持

開幕当初は絶対的な主力であったはずのポグバだが、いまやベンチウォーマーに。それだけにユナイテッド退団は避けられないか。 (C) Getty Images

 ポール・ポグバの心はユナイテッドから離れ、退団が現実味を帯びている。

 2016年の夏にユーベからマンチェスター・ユナイテッドへ電撃的に復帰したポグバ。移籍金8900万ポンド(約129億円※当時のレート)という衝撃のメガディールは、当時の大きな話題をさらった。

 それから約3年――。ポグバがユナイテッドで主役級になり切れているとは言い難い。とりわけ今シーズンはプレミアリーグで6位に低迷しているチームの不調も相まって、批判の声は強まっているのは明らかだ。

 それに加え、今シーズンは、ジョゼ・モウリーニョ監督との確執関係が浮き彫りとなっている。

 今年10月にキャプテンマークを剥奪されたポグバは、守戦を好む指揮官の采配に対し、「攻めて、攻めて、攻めまくるべきだ!」と公衆の面前で批判。直後にクラブからかん口令が敷かれたことが浮き彫りになり、徐々にチーム内で浮いた存在になりつつある。今月8日のフルアム戦(プレミアリーグ第16節)からはベンチメンバーに降格し、先週末に行なわれたリバプールとの大一番もベンチで眺めた。

 一部のユナイテッド・ファンからも、ピッチ内外での自由奔放すぎる振る舞いをバッシングされているポグバは、水面下で古巣への"再復帰"を進めているようだ。

 現地12月17日、イタリア・メディア『Football Italia』が伝えたところによれば、ユナイテッドでの現在の扱いに限界を感じているというポグバは、代理人のミーノ・ライオラを通じてユーベに交渉の余地があるのかを確認したとされている。

 さらに同メディアは、チーム内で不満分子と化しているポグバの売却を画策中ともされるユナイテッドに対し、ユーベは来る1月の冬の移籍市場で買い取りオプション付き、もしくは、買い取り義務付きのレンタルでの売却を申し出たと伝えた。

 その129億円という大枚を叩いて買い戻したポグバを安易に売却することで、ユナイテッドは「ムダ金を使った」と批判される可能性もある。しかし、先のリバプール戦後、クラブのレジェンドであるロイ・キーンは、「一部の選手と問題が起きていることははっきりしている。最も明らかなのはポグバだ」と売却を推した。

「彼がプレーしていないのは、チームを去るカウントダウンが始まっているからだ。ユナイテッドが来夏にポグバを売却することは何ら問題がない。1月? それはないと思うよ。だが、次の夏ならばあり得る」

 ポグバがユナイテッドひいてはモウリーニョに愛想をつかしているのは、誰の目にも明らかだ。それだけにユーベ、もしくは別のクラブに移籍することは、もはや避けられないのかもしれない。

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