メッシもC・ロナウドも未踏の大台! 神童エムバペが史上最高額の「推定市場価格」に到達!

2018年12月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

今月20日にようやく20歳の誕生日を迎える

メッシとネイマールを抑えて「推定市場価格」の単独トップに躍り出たエムバペ。今季も公式戦17試合に出場して15得点・10アシストと猛威を振るっている。(C)Getty Images

 19歳の神童が前人未到の大台に到達だ。

 ドイツの移籍専門サイト『transfermarkt』が独自の算出方法で世界中のプロフットボーラーを査定し、マーケットにおける"価値"を数字で示しているのが「推定市場価格」だ。いまや日本のサッカーファンの間でも広く知られるようになったデータで、日々さまざまな情報を収集しては額面が更新されている。

 その権威あるサイトが、12月17日に史上最高値となる評価額に踏み切った。パリ・サンジェルマンのフランス代表FW、キリアン・エムバペの推定市場価格で、ついに2億ユーロ(約260億円)という驚異的な数値に達したのだ。

 かつてはリオネル・メッシ(バルセロナ)とクリスチアーノ・ロナウド(ユベントス)の両雄がマッチレースのようにトップの座を争い、前者が2010年8月に初めて1億ユーロ(約130億円)の大台に乗せたときは大きな話題を集めた。以降はネイマール(パリSG)も加わって三つ巴の争いが長く続いていたが、彗星のごとく現われたエムバペが偉大なる先達をあっという間にゴボウ抜きしたのである。

 
 いまから2年半前のモナコ時代、まだ17歳だった韋駄天の評価額は150万ユーロ(約1億9500万円)。それがリーグアンやチャンピオンズ・リーグでの大ブレイクを受けて1年後には3500万ユーロ(約42億円)に釣り上がり、パリSGに1億3500万ユーロ(約175億円)の移籍金でステップアップを遂げると、今年1月には1億2000万ユーロ(約156億円)の市場価格に。以降も急加速的に声価を高め、ロシア・ワールドカップでの大車輪の活躍に加え、今シーズンのリーグアンとCLでここまで17試合に出場して15得点・10アシストという暴れっぷりも評価され、今回の2億ユーロに辿り着いたという。

 今月20日にようやく20歳の誕生日を迎えるエムバペ。今後どれだけ市場価格を押し上げていくのか、もはや誰も予知できないだろう。

 全世界ランキングの2位はメッシとネイマールが1億8000万ユーロ(約234億円)で並び、C・ロナウドは1億ユーロに値を下げて13位に甘んじている。日本人選手のトップは中島翔哉(ポルティモネンセ)の1500万ユーロ(約19億5000万円)。Jリーグはアンドレス・イニエスタ(ヴィッセル神戸)の800万ユーロ(約17億円)がもっとも高く、日本人選手の国内組では欧州挑戦が取り沙汰される昌子源(鹿島アントラーズ)の350万ユーロ(約4億5500万円)が最大値となっている。

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