プレミアリーグ昇格チームが決定!大津、大宮ユースが1年で復帰。愛媛U-18は7年ぶり、尚志は8年ぶりの参戦へ

2018年12月16日 サッカーダイジェストWeb編集部

大津と大宮ユースは3発快勝!1年でプレミアリーグ復帰を果たす

水野、吉村といった世代別代表組や湘南入団内定の福島を擁する大津。勢いそのままに選手権での躍進を果たせるか。写真:安藤隆人

 12月16日、高円宮杯U-18サッカープレミアリーグ2018のプレーオフが広島県内で開催された。

 今季からプレミアリーグ・プレーオフ(前年はプレミアリーグ参入戦)に名称を変更した今大会は、来季のプレミアリーグ参入チームを決定するために実施。参加するのは各地域のプリンスリーグ(2部相当)を勝ち抜いた16クラブで、レギュレーションは4チーム×4ブロックに分けてトーナメントを行なう方式だ。各トーナメントの勝者4チームが来季のプレミアリーグ昇格を勝ち取れる。

 最終日となったこの日、行なわれたのは2回戦(参入決定戦)の4試合。勝てば来季の昇格が決まる大一番で、Aブロックを制したのは今冬の高校サッカー選手権でも優勝候補に挙げられる大津だ。

 同じく選手権に出場する矢板中央と対戦した大津は優勢に試合を進めると、43分にスコアを動かす。湘南入団内定の福島隼斗がロングスルーパスで右サイドを打開し、岩本侑大が折り返す。最後は大竹悠聖がゴールを奪い、前半のうちに先手を取った。

 迎えた後半も立ち上がりから攻勢を仕掛け、54分に187センチの大型ストライカー・大﨑瞬が追加点。直後の56分に飯島翼のゴールで矢板中央に1点を返されたが、試合終了間際に大﨑がこの日2点目となるダメ押し弾を奪って勝負あり。黄金世代と称されている大津が1年でプレミアリーグ復帰を果たした。

 Bブロックでは大宮ユースと東海大仰星が対戦。この一戦は1年でトップディビジョン復帰を狙う大宮ユースに軍配が上がった。立ち上がりから試合は拮抗し、前半はスコアレスで終了。早いタイミングで先制点を奪いたい大宮ユースだったが、59分にCKの流れから前島匠にネットを揺らされてビハインドを背負ってしまう。

 しかし、プレミアリーグ復帰を果たしたい大宮ユースがここから猛追。69分にFKからトップ昇格内定のエース・吉永昇偉が強烈なヘッドを叩き込み、試合を振り出しに戻す。これで勢いに乗ったオレンジ軍団は直後の72分に林勇太朗が勝ち越し弾。77分にも吉永が再びネットを揺らし、僅か8分で3得点を奪って鮮やかな逆転勝利を収めた。

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