日本人5選手が先発出場のEL最終節、決勝トーナメント進出全24チームが決定!

2018年12月14日 サッカーダイジェストWeb編集部

リーグ全勝は日本人所属の2チームのみ

左から南野、森岡、乾、長谷部、酒井。フル出場を果たしたのは森岡、乾、酒井の3人だった。 (C) Getty Images(南野、森岡、長谷部) REUTERS/AFLO(乾、酒井)

 12月13日(現地時間)、ヨーロッパリーグ(EL)グループステージ最終節が行なわれ、各グループの順位が確定した。
 
 まず日本人選手だが、今節は南野拓実(ザルツブルク)、森岡亮太(アンデルレヒト)、乾貴士(ベティス)、長谷部誠(フランクフルト)、酒井宏樹(マルセイユ)と、このコンペティションに参戦している5人全員がスタメンに名を連ねた。
 
 彼らの所属チームで見ると、最終戦を勝利で締めたのはザルツブルクとフランクフルトで、リーグ6戦全勝を飾ったのもこの2チームだけである。ただフランクフルトは、長谷部が筋肉系の負傷で前半途中での交代退場を余儀なくされたのが心配だ。
 
 首位通過のベティス、最下位に終わったアンデルレヒトはともにスコアレスドロー。そして唯一敗れたのは、昨シーズンのファイナリストでありながら、ついに1勝もできずに終わったマルセイユだ。今節も空席の目立つホームでのアポロン・リマソル戦を1-3で落とし、公式戦4戦連続未勝利(1分け3敗)となった。
 
 強豪クラブでは、前節まで全勝をキープしていたチェルシーが、ビデオトンと2-2で引き分けた。アーセナルはカラバフに1-0の勝利。そして何より驚かされたのが、ミランの敗北だ。敵地での一戦とはいえ、有利な状況で臨みながら、オリンピアコスに気合負けして3点を失い、3位転落で欧州の舞台から姿を消した。
 
「ELマイスター」のセビージャは、敗退もあり得る状況だったが、前回対戦で敗れているクラスノダールを序盤から攻め込んで早々に2点を奪い、主導権を握って3-0の勝利、首位通過を果たしている。
 
 こうして、長く厳しいリーグ戦の戦いを終え、以下の通りに勝ち抜けの24チームが出揃った。これにチャンピオンズ・リーグの各グループ3位チームが加わり、全32チームで決勝トーナメントが行なわれる。
 
◇1位通過
レバークーゼン、レッドブル・ザルツブルク、ゼニト・サンクトペテルブルク、ディナモ・ザグレブ、アーセナル、ベティス、ビジャレアル、フランクフルト、ヘンク、セビージャ、ディナモ・キエフ、チェルシー
◇2位通過
チューリヒ、セルティック、スラビア・プラハ、フェネルバフチェ、スポルティング、オリンピアコス、ラピド・ウィーン、ラツィオ、マルメ、クラスノダール、レンヌ、BATEボリソフ
◇CLからの転入
クラブ・ブルージュ、インテル、ナポリ、ガラタサライ、ベンフィカ、シャフタール、プルゼニ、バレンシア
 
 気になる決勝トーナメント1回戦の組み合わせは、12月17日(日本時間同日21時)にスイス・ニヨンでの抽選会で決定する。
 
 なお、年明けのスケジュールは以下の通りである。
 
◇決勝トーナメント1回戦
第1レグ:2月14日
第2レグ:2月21日
◇決勝トーナメント2回戦
第1レグ:3月7日
第2レグ:3月14日
◇準々決勝
第1レグ:4月11日
第2レグ:4月18日
◇準決勝
第1レグ:5月2日
第2レグ:5月9日
◇決勝
5月29日(アゼルバイジャン・バクー)

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