「もし彼らが残っていてくれたら…」 ブッフォン、インテル&ナポリのイタリア勢CL敗退を惜しむ

2018年12月13日 サッカーダイジェストWeb編集部

「ナポリは素晴らしい活躍を見せたが、インテルは…」

パリSGの首位突破に貢献したブッフォン。トリノかローマへの“遠征”はなるか。あるいは、マドリード(決勝開催地)でのイタリア勢との対決を望んでいるかも!? (C) REUTERS/AFLO

 12月11日(現地時間)に行なわれたチャンピオンズ・リーグ(CL)グループステージ最終節で、パリ・サンジェルマンはレッドスターを敵地で4-1と下し、グループCの首位に浮上して決勝トーナメント進出を決めた。
 
 その一方で、同グループでは前節終了時点で首位だったナポリが、3位リバプールに敗れて勝点で並び(直接対決の成績も同じ)、得失点差で3位に転落して敗退が決定している。
 
 またグループBでは、同勝点のトッテナムと2位の座を争っていたインテルが、ホームに最下位のPSVを迎えるという有利な状況にありながらも、ミスから先制を許し、終盤に追いついて辛うじて引き分け。同じような展開でバルセロナとのアウェーマッチをドローに持ち込んだトッテナムと同勝点で終え、直接対決の成績により脱落した。
 
 このように、イタリア勢2チームが決勝T行きを阻まれたことを残念に思っているのが、パリSGの元イタリア代表GK、ジャンルイジ・ブッフォンだ。
 
 レッドスター戦ではスタメンとしてゴールマウスの前に立ち、1失点に止めて首位通過に貢献した40歳の守護神は、『Sky Sport Italia』に対して以下のように語っている。
 
「インテルとナポリが敗退したのは、とても残念だ。彼らの不在はとても寂しい。これはプライドの問題だ。ナポリはタフなグループで素晴らしい活躍を見せた。一方、インテルは勝ち抜くチャンスは十分にあったが……」
 
 ブッフォンといえば、元ユベントスの選手であり、その古巣はすでに前節でグループステージ突破を決定。また、同じイタリア勢のローマも、決勝T行きのチケットを手に入れている。それでも、インテル、ナポリの敗退を惜しむのには、ある理由があった。
 
「この2チームが残っていてくれたら、イタリアに"帰る"機会がより増えただろうに……」
 
 16チームで争われる決勝Tにイタリア勢が4チーム入れば、今後、パリSGと対戦する可能性は当然高くなり、ブッフォンもアウェーマッチでイタリアに"遠征"することになる。もちろん里帰りがしたいわけではなく、異国で活躍する自身の姿を、母国で披露する絶好の機会を得られるというわけだ。
 
 とはいえ前述の通り、ユベントス、ローマとは対戦の可能性が残された。特に前者とのカードが実現すれば、世界中の注目を浴びるのは間違いない。果たして、ブッフォンの"凱旋試合"を見ることができるか。今後も要注目だ。
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